見出し画像

映画#11『トップガン』

5月27日公開『トップガン マーヴェリック』に向けて

作品の概要

『トップガン』(原題:”TOP GUN”)
監督:トニー・スコット
脚本:ジム・キャッシュ、ジャック・エップス・ジュニア
出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、トム・スケリット、他
配給:パラマウント・ピクチャーズ
公開:1986年5月16日(米国)
上映時間:110分

アクション、青春、友情モノが詰め込まれた80`の傑作

2022年5月27日、続編である『トップガン マーヴェリック』が公開されるとのことで鑑賞。
総じて感想を述べると本当に傑作中の傑作だと感じた。

まず何が素晴らしいかって、この作品には色んな要素が観てて全く遜色ないほどに詰められている。
死ぬほどイケメンすぎる若き頃のトム・クルーズ演じる、主人公・マーヴェリックがエリートパイロット育成計画「トップガン」にて活躍する場面は勿論のこと、パートナーであるグースや同僚のアイスマンとの友情、そして彼らの教官でありヒロインであるチャーリーとの恋愛。
これら全て、いい配分で110分の上映時間に収まりきっているのが本当に見事だ。
事実、公開当時の1986年では全米興行収入1位を記録しているし、これによりトム・クルーズも一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしている。

また劇中流れる音楽と、その使い方もまた素晴らしい。
冒頭の「トップガンとは何か」、そしてタイトルロゴが出てくるシーンの『Top Gun Anthem』、その後の戦闘機が空母から飛び立つシーン、そして『トップガン』のテーマソングとなる『Danger Zone』、そしてマーヴェリックとグースの家族がバーで歌う『Great Bolls Of Fire』など、そのどれもがシーンと非常にマッチしている。

さて、今作のシナリオは言うなればかなり王道だ。天才パイロットだがチームワークをあまり重視しないマーヴェリックが、恋人との出会いやグースとの死別を経て真の天才パイロットとなる、というもの。
ここで上記で述べた音楽や、疾走感溢れる空中戦闘シーン、夕暮れを基調とした情景描写など、王道でありながらも胸打たれるものとなっている。
特にエンディングの戦闘機と夕暮れが合わさるシーンはとても余韻が残った。

総評

本当に1986年でこんなにも完成されたクオリティの映画があるとは、やはりハリウッドは凄まじい。
(というか80年代は『ターミネーター』とか『スタンド・バイ・ミー』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか、あまりにも名作が揃いすぎてる気がする)
敵機を退け、空母に戻った時のマーヴェリックやアイスマン、そして船員の声援を浴びるシーンが個人的にうるっときた。あそこで『Top Gun Anthem』を使うのはずるい()

『トップガン マーヴェリック』も鑑賞してきた。細かいところは次の記事で書くけど、一言で表すならば「正統派続編」ってとこ。
興味がある方は「必ず」本作を鑑賞してから観ることをお勧めしたい。絶対前作観た方が楽しめるので。

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,333件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?