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健康診断

タイトル通り健康診断に行ってきました。
その中で、初めて胃カメラを使っての検査を受けました。
申し込む時に、内視鏡を鼻から入れるか、口から入れるかを選ぶ項目があり、そもそも内視鏡検査自体あまり良く分かっていなかったので、胃カメラのパンフレットに書いてある
(これまでの検査で、鼻からも口からも内視鏡を入れた経験のある患者さんのうち、大多数の方が鼻からを選ばれます。)
という様なことが書いてあり、なんとなく
(鼻からのほうが良い)
と、思い込み、検査に行きました。
実際に検査を受けてみて、
鼻からでも十分苦しい
と感じました。

検査ですが、まず、検査前の10時間は水以外飲食禁止でした。当然、朝食も食べられません。
そして当日、
内視鏡検査室の前室のような部屋で、カーテンで仕切られた中にある椅子に座り、看護師から体調などを尋ねられます。そして、特に問題がなければ、
お腹の中を綺麗にする薬を飲みます。この薬は、美味しくはないけれど、すんなりと飲めました。
飲み終わると、両方の鼻の穴から麻酔の薬を入れます。ドロッとしたジェルの様な感じのもので、喉にも流れてきます。
「飲み込んでも大丈夫です」
と言われますが、苦いです。
数分後、麻酔が効いてきたら看護師が
「どちらの鼻のほうが通りが良いか」
を尋ねてくるので、良いほうを答える。すると、選んだ鼻の穴に内視鏡より少し細いシリコンの管の様な物を優しく突っ込まれます。
この時、麻酔が効いているので痛みや違和感はほとんどありませんでした。
さらに数分後、今度は内視鏡と同じ太さのシリコンの管の様な物を、先ほどの細いものと入れ替えます。入れ替えると、そのまま内視鏡検査室まで進みます。
この時も、鼻に痛みや違和感がなかったので、
(大丈夫そうやな)
などと考えていました。
ベットの上に横向けに寝っ転がり、医者の話が聞こえやすいようにか、耳の部分に穴の開いている枕に頭をのせ、膝を曲げ、腕は胸の前で組むような感じ。
看護師の方から
「呼吸は、ため息をつくように口からゆっくりと息を吐き、鼻から吸ってください」
「よだれが沢山口の中に溜まりますが、飲み込もうとせずにそのまま垂れ流してください」

と言われ、口元にはよだれ用に紙を敷かれます。
この時は
(え、どんな状態?)
と思っていましたが、検査が始まるとすぐに、よく理解ができました。
医者が、シリコンの管を抜き、いよいよ内視鏡が鼻から入ってきます。
看護師がジェルの様な物を内視鏡に垂らし、医者が徐々に奥に内視鏡を送り込んでいきます。

さっき迄の管と違い、喉や、お腹の中で内視鏡が動いているのが良く感じ取れます。痛みはないけれど、違和感があり、
(どこまで入っていくねん?)
という感覚になり、少し気持ちが悪いなぁと思っていると、医者が内視鏡を操作するたび、内視鏡が喉やお腹で回転する感覚が伝わってきます。痛みよりも、
(早く抜いてほしい)
と思いました。意識がお腹の中にいってしまったからか、
つい、よだれを無意識に飲み込もうとしてしまい、ウッとむせそうになるけれど、喉に内視鏡があるので、喉が詰まったようになり、涙目になりながら看護師の、
「呼吸は、ため息をつくように口からゆっくりと息を吐き、鼻から吸ってください」
「よだれが沢山口の中に溜まりますが、飲み込もうとせずにそのまま垂れ流してください」
を思い出しゆっくり呼吸をして何とか一人プチパニックから逃れられました。
検査自体(内視鏡が中に入っている時間)は10分もなかったと思いますが、初めて内視鏡検査を受けたものとしては十分苦しく、長い時間でした。
検査後、
喉の麻酔が効いている間(私が検査を受けた病院では検査後1時間)は飲食、喫煙は絶対にしないでください。間違って、気管に入ることがあります1時間後に少量の水を飲み問題がなければ飲食をしてもかまいません。
と注意を受けます。
内視鏡検査が終わっても、検査時にお腹に入れた空気のせいでしばらく(私は1時間位はってました)はお腹が張って苦しいですが、いつの間にかきえています。

個人的には結構苦しい体験だったので、家に帰ってから
内視鏡検査の鼻からと口からの違いを調べてみると、
口から内視鏡を入れる場合は下の付け根の「おえっ」となる部分に内視鏡が触れることで、異物を吐き出そうとする咽頭反応というのが起こるそうです。
鼻から入れた時にも感じる気持ち悪さに、さらに咽頭反応が起きるなら、口からよりは、きっと鼻からのほうがましなのだろうと思いますが、自分の健康状態を、よりよく知るためとはいえ、この検査を、何時かはわかりませんが、次回も受けるとなるとちょっとためらってしまうなぁと感じました。


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