カンタンなビートにしなきゃ踊れないのか


世はまさにフェス戦国時代


夏になると毎週末全国各地で様々なフェスが開催されている


メディアやイベンター主催だったり、アーティスト主催だったり、地域活性のために有志が立ち上げたものだったり、いろんなパターンがある


フェス自体は20年以上前から開催されてきてもはやカルチャーとして根付いているがここまで乱立して魑魅魍魎、有象無象と化すとは思わなかった



フェスはショーケースだ



客からすれば音源で気になっていたバンドやまだ見ぬバンドに出会える機会だし、バンドからすればそんな客を自分たちの顧客に取り込む絶好の機会だし、新曲のプロモーションにも抜群だろう



わかりやすく好印象を残すためには自分たちの持ち曲の中でも盛り上がるダンサンブルな曲、再生回数の多い曲なんかでセトリを固めるのが手っ取り早いはず

あえてのインスト曲採用や昔のアルバムの再現みたいなセトリはかなり賛否両論を呼ぶ
く◯りの悪口はそこまでだ



まぁそんなセトリを組んで全国のフェスを行脚するようなことを各バンドがやるとどうなるか?




どのフェスに行ってもわかりやすいメロデイーで、同じようなノリ方をする客が量産される



バンドも盛り上がったことに気を良くして似たような展開の曲をまた作ってフェスで披露する



断っておくけど別にフェスが嫌いなわけではないし、年に数回は参加する


フェスにはフェスの盛り上がり方があるわけで、それはそれで全然いい
みんなで一緒の動きをして盛り上がろうぜいえーい!!!ってのも単純に楽しい
音楽を聴きに行くというよりもフェスの空気を味わいたいとか、映える写真撮りたいとか、暴れられたらOKというのが目的でもそれは個人の自由だ

そして、フェスの台頭によってライブハウスに赴く人口が増えているならとても喜ばしいことだ



でもたまーーーーに思うよね





カンタンなビートにしなきゃ踊れないのか




THIS IS JAPANがどういう気持ちをこの曲に込めたのか、その真意はわからない


たとえ多数が見向きもしないバンドのどんな曲だろうと、人の目なんて気にせず好きなように感じて好きなように踊ろうぜ



僕はこう解釈している
考えが浅いとか言うなよおい



ライブハウスは自分の感情をすべて受け止めてくれる場所であってほしい

他人がどうとか気にすんなよ
好きなだけ笑って好きなだけ泣けよ
腕組みでもデタラメなステップでもモンキーダンスでもやればいいじゃないの


集団行動みたいにいっせーのーで手を振って手拍子をするだけがライブじゃないよ



結局なにが言いたいかというと、ディスジャパの新譜「WEEKENDER」が楽しみなの


今までのオルタナティブモードから脱却した新たなディスジャパ、どんなんだろうな
音源聴きたいしライブ観たいよな


レコ発大阪、頼むぞ!!!







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