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なぜ今、「CD」なのか?

ダウンロード販売やサブスクで音楽を聴くのが当たり前の時代。
今日は「クラウドファンディングでなぜ、わざわざCDを制作したいのか」を、お伝えします。

コロナ禍で収入が途絶えた中、助けくれたのは偶然去年の春リリースした「CD」でした。

通常、制作費をクリアして売り上げに至るまではある程度の年月がかかります。
しかし、地道に通販する中で、通常は考えられない数の「まとめ買い」をして下さる方が増えてきたのです。
お友達へのプレゼント、店舗での前払いでの店頭販売、中には会社での返礼品として一度に何十枚ものご注文もありました。
その売り上げで、私はコロナ禍をなんとか凌いで行くことができました。

CDという「モノ」の存在が、購入した方からその先へ、手渡されて行くこと。
それは、ダウンロード販売ではあり得ない、人の手による有機的な拡がりでした。

手軽で便利な方法は魅力的ではありますが、私はこの、形ある「モノ」としてのCDに救われたのです。

また、CDは音源データだけではなく、ジャケット、デザインなども含めての「作品」です。

その部分を自分が共感するアーティストや会社に依頼することで、彼らと繋がることができます。
そしてできた作品を皆さんが手に取ってくださることによって、また、拡がっていく。

この一年半、

表現の場を求めて、
演奏家としてダメになりたくなくて、
まだ、自分は世の中に必要とされていると思いたくて、

無料でタイムラインに流れてしまっても良い、
これを聴いた誰かが笑顔になって欲しいと、

必死で音楽を配信してきました。

しかし、クラウドファンディングとして情報を発信し、新しい繋がりを取り込みながらCDという「モノ」を制作することで、皆さんと一緒に音楽を創り上げたいと考えるようになりました。

無料でも、聴き放題でもなく、クラウドファンディングに参加する、という形で私達の音楽を一緒に創りませんか?

きっと、今までとは違う音が聴こえてくると、信じています!


みなさんのサポートは、音楽活動を続けるため、生きていくために、大切に使っていきます。そして私も、誰かの小さな心の支えになれますように。