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陸部男子の高校選び・1〜陸上部の強さって?

前回のnoteの続きとなる
通信大会で全中の標準が突破出来なかったその後、
どうやってジュニアオリンピックへと
辿り着いたのかという続きになる話は、
以前書いたnote↓へと繋がります。
読んでいない方はどうぞ!




受験生の自覚は二年生の冬、
年が明けて3学期から始まる。

学校からは
「3年になったら進路調査があるから
今から進学先について考えるように!」
と都度急かされるようになるし、
先輩たちはいよいよ受験に向けて
ラストスパートといった
ピリピリした空気に包まれる。

一方、成績を残すことが出来た
陸上部の先輩方は、私立のスポーツ推薦で
早々と高校が決まっているので、
部活には定期的に参加してくれていた。
残された時間を先輩たちと
一緒に活動できることは、息子にとって
有り難くも嬉しいことだった。

2月に入れば学業成績の良い先輩方は
公立の推薦を勝ち取っていたりと、
受験というものを間近で見ることで、
来年の自分に重ねていたのだと思う。

そんな息子の希望は当然、
先輩たちが行った私立の陸上強豪校に
自分も推薦で行けたらいいな、
ということが理想の未来図だったけれど

「強豪校に推薦で行くと陸上漬けになるし、
スポーツコースは授業で学べる教科も狭い。
そうなると学力的にも大学進学時の
学部選択の範囲が狭まるよ?」と、
もっともなことを言われるのであった。

正直なところ親の気持ちとしては、
高校でも「勉強を頑張る道」を
まだ無くしては欲しくなかった。

そんなわけで、
まずは息子の第一希望である
「陸上部の強い学校へ行きたい!」に
「自分の偏差値に見合う普通科の公立高校」
が条件に足された。

ちなみに勉強については
「やらなくていいならやりたくない」
と宣言している息子。
放置すると勉強しなくなる危険があり、
中1から塾に通わせ勉強を習慣化させることで
学力を保っている感じだった。

それでもサボることなく3年間通塾したし
時に心折れながらも出来うる努力は
していたので褒めたいと思う。

まずは、このあたりの通える範囲で
(息子の偏差値にちょうど良い)
陸上部が強い高校ってどこなんだろう?と、
近辺の高校陸上部の事情は
全く知らなかったので調査を開始。

それは頻繁に行われている競技会の記録や、
地区大会から勝ち上がるインターハイへ繋がる
大会を辿ってみれば分かることだったが、
特に注視すべきは息子の部活の先輩となる
学年であり(来年度2年生と3年生になる)
現在1年生と2年生の記録を
高校ごとに調べていくことだった。
春の学年別大会や、3年生が引退した後の
秋の新人大会も要チェックである。

そして次に、監督や顧問が
どんな指導者であるのかということだった。

私立高校の陸上HPを見れば、
指導員の経歴や実績などは分かるのだが、
公立高校HPにはあまり丁寧に書いてある
ところは少なく、そもそも教員の移動がある。
これは部活体験に行って確かめるしかない。
「顧問の先生は来年度からもいますか?」
これ重要。

ーーー

息子が入学した2021年には
東京オリンピックがあり、
2022年はオレゴン世界陸上があった。
私は元々スポーツ観戦が好きだったので
息子がやっている陸上競技は
特に注目して見ていた。

なので陸上素人だった私でも、
日本代表クラスの選手や世界のトップ選手の
名前と顔くらいは分かるようにはなっていたし、
初めて陸上大会を観戦しに行って以来、
私自身も「陸上観戦の楽しさ」に
すっかりハマっていた。

大きな大会はテレビもLIVE配信もあるので、
日本選手権も、全中も、インハイも、
国体も、U16&U18ジュニオリも
チェックしては楽しく観戦していた。

なので、
世代別大会で何度も出場してくるような
高校世代トップの選手がどこの高校なのか
(いわゆる陸上強豪校)ということは、
見ていれば分かることであったけれど、
(ユニホームで覚えちゃう)
いざ近くて「通える高校」という条件で探すと、
インハイ常連校の陸上強豪校である
先輩たちが行った私立高校になるのだった。

では公立高校ではというと…

次回へ続く。

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