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我々はエンゲージメントサーベイではない〜どんなWevoxにしたいねんを語る〜

どうも、世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい、たなかです。
2016年に新卒でアトラエに入社し、Greenという求人メディアのSalesから始まり、今はWevoxSalesに所属しています。


どんなWevoxをつくりたいのか

Wevoxチームではそれぞれが思う「どんなWevoxにしたいねん」がたくさん存在しています。飲みの場や帰り道、いろんな場面でみんなの「こんなWevoxにしたいねん」がいつも聞こえてきます。

今日は日々セールスとしてお客様に向き合う中で想う私なりのWevoxを言葉にしてみます。

「エンゲージメント」に対する社会の声

日々セールスとしてお客様と向き合うなかでこんな声によく出会います。

「エンゲージメント?ん〜なんか難しそうだし、今じゃ無いんだよね」
(今じゃ無いならいつなんだろうか?難しいからこそチャレンジしがいがあるんじゃないか?あなたはそんな難しいことに目を向けている素晴らしい人なんです!)

「あ〜なんかサーベイやるやつ?そんなの取り組む雰囲気でも無いんだよね〜興味はあるけど」
(雰囲気は創るものじゃないのか?興味がある自体素晴らしくて、その光を消してはいけないのに…。)

という心の声がいつも漏れ出そうでした。(漏れ出ていましたw)

私はアトラエという会社に入社し、最高の仲間と熱狂しながら働きたいと思い過ごしてきました。もちろんこれは一人で出来るものではなく、常にそういう状態でいれるためにみんなで鼓舞しながら、支え合いながら、叱咤激励しながら、迷いながらみんなで荒波の中を漕いでいる感覚です。

そんな私からすると、良いチームを創りたい・エンゲージメントに興味がある・Wevoxに問い合わせてきているすべての人に「Welcome to 荒波の世界!ゴラッソ!良いチーム作るためにもがきましょう!」という言葉を送りたいほど素晴らしい一歩だと感じています。(全然送れていませんがw)なのに、なんだか難しそうというその言葉で一歩を踏み出せない方をたくさん見てきました。

なぜ、踏み出せないのか

なかなか踏み出せない人がいるのにはいろんな理由があると思います。

・エンゲージメントという取り組み自体が重そう大変そう仕事増える
・良いチーム作ろうぜ!なんか言える雰囲気でもない
・重要だとは思っているけど、優先度が上がらない
・サーベイいれたら良くなると思ったが、むしろ混乱を生んだ

できない理由をあげるとキリがないほど、現実的に難しい問題が広がっているのだと感じています。

できない理由よりできる理由、できる理由よりやるべき理由

できない理由はいくらでもあると思います。できる理由を探す方が難しく、そしてやるべき理由を見出すのも難しいです。

やるべき理由ってなんだろう。離職防止?生産性向上?管理職育成?めちゃくちゃ真っ当にいくとこんなところですが、今日は一旦それを横におきまして、私がやるべきと思う理由を言葉にしてみます。

「今日よりもちょっと良い未来、今日よりもちょっと楽しい明日」

私たちが届けたいのはこのちょっと変わる未来でしかないと思っています。

・エンゲージメントは「きっかけ」でしかない。
・サーベイも「手段」でしかない。

本当に大事なことは、

  • 良いチームであり続けようとする努力や工夫

  • ちょっとした日常の「会話」

  • 自分の気持ちにきづく・相手の気持ちにきづく「対話」

私たちが届けたいのは「きづく」「かわる」であり、そのための「きっかけづくり」をあらゆる手段や工夫で提供しているに過ぎません。

こんなWevoxにしたいねん

さて、私なりに言葉にしていきたいと思います。

〜Wevoxは「本来の自分を呼び起こすもの」〜
Wevoxは「エンゲージメントサーベイ」ではなくて「忘れかけていた本来の自分を呼び起こすきっかけとなるもの」と言いたいです。

完全に私の考えですが、本来全員それぞれにいろんな力、違う価値があり、違う可能性があり、それを「呼び起こす」ものでありたいなと思っています。

呼び起こすというとちょっとカタカタしいですが、めっちゃシンプルに「あ、いまこの瞬間やっぱ楽しいな」とか「自分っぽいな」「やっぱこれだよな〜!」「あっ私いま生きてるな〜」という本来こうだよな〜という感覚って生きてたら1年に1回くらいは巡り合ってると思うんです。それが1年に何回も出会えたらいいよなと。それがエンゲージメントなんじゃないかと。

エンゲージメントって言葉にしてしまうと難しく聞こえますが、この新聞広告にある様に「文化祭の前夜のワクワクした気持ち」とか「勝ちに向かって一丸となっていた大会前のあの感じ」そんな情景だと思っています。


これはWevoxが数年前に日経新聞の一面広告に出した時のものです。(私も広告文を一緒に考えたので思い入れが強いのですがw)「人・チームの可能性を信じてる感」があり、これ原点だなと思っています。

〜Wevoxを通じて「一人一人が主人公」となる〜
我々の一番の原点は「一人一人がこの船・組織・会社を自分たちで創り上げ続ける」という想いでしかないと思っています。それは私たち自身/アトラエ自身が「自分の会社を創る」という想いで存在し続けているからです。

普段、人事やマネージャーの方とお話しすると・・・
・自分が頑張ろう、頑張らねば!(人事/マネージャーが頑張るものだ)
・メンバーにこう動いてほしい….(メンバーを自分が変えなきゃ)

という気概をひしひしと感じます。

エンゲージメントって「メンバー個人と会社の重なり」であり、どちらか一方が頑張るものではないです。双方が協働していくもの、お互いが一緒に創り上げるものです。


だからこそ「人事やマネージャー、会社側」だけに責任があるわけでもないですし、メンバーだけが取り組むものでもないです。

そう考えると「個々人への向き合い、メンバー個人がどんな時に楽しいと思うのか、どうありたいと思うのか」という個人個人のフォーカスが改めて大事であると感じています。個人の円がどんな要素で構成されているのか?内省・リフレクションを通じて、自分を見つめ直し、言葉にしていく、自分に気づく、結局はエンゲージメントって「個人ひとりひとりへの向き合い」になる。

前期、個々人のエンゲージメントを高めるというWG的な活動の中で「この人はどんな時にエンゲージメントが上がって、そこにはどんな隠れた裏話があったのか」をインタビューしてみたことがあります。

実際やってみて
・めちゃくちゃいろんなことが複雑に絡み合ってるんだな。
・え、そんなライトなランチがきっかけで変わっていたの!
・そんな「想い」であのとき過ごしてたのか、全然知らなかった!

数人に聞いてみてわかったのは、本当にそれぞれ十人十色のストーリーが広がっていたこと。でもこういうことって気づけば知らない裏話になっていて、みんながやってきた行動や取り組んでいるPJは知っているけど「行動」の裏にある「気持ちやきっかけ」を知ることって普通に仕事しているだけだと聞かなくなってたよなと、至極当たり前なことに気づきました。

考えるな、感じろ!

結局のところエンゲージメントって言葉がややこしくさせていると感じる瞬間が多く、言葉があるから「説明コスト」が発生し、説明のための「学習」が必要です。

前述したように「なんとなく楽しい感じ?」くらいでも良いと思っており、説明することや理解してもらうことにコストをかけるよりも、何か楽しい瞬間や「やっぱこういうのだよな、生きてるって」という時に「それですそれ!エンゲージメントだよ!今この瞬間!Yes!」みたいなくらいでいいんじゃないかと思っています。

私がこう考えるようになったのはWevoxが持つ「Engagement Run!」というコミュニティのオフライン会に参加する様になってからです。

Engagement Run!の取り組みやオフライン会の様子はこちら

Engagement Run!ではまさに「今この瞬間、Yes!」みたいなポジティブエネルギーを放つ方がいて、エンゲージメント向上活動という難しいお題にもがきながらも前向きに模索していらっしゃる方々が集まっています。

そんな方々の笑顔や雰囲気を見て、まさに「この情景・この瞬間、今目の前に広がっているこの感じがエンゲージメントだよな〜」と感じたのを鮮明に覚えています。「説明するより見てもらう・体感してもらうのが早い」と思い、なかなか一歩踏みだせない方をこういう情景が広がる場面にお誘いしたことも何度かありますが、皆さんポジティブなエネルギーが伝播して清々しい顔で帰っていかれました。私自身がその笑顔を見て「これだよな〜」と感じたのを覚えています。

 我々はエンゲージメントサーベイではない


日々セールスとしてお客様に向き合っている中だと「Wevox=エンゲージメントサーベイ」というイメージが根強くあると感じています。
ただ我々の武器はサーベイではなく、サーベイをきっかけにした「対話のデザイン」その先に実際に変化していった顧客事例だと思っています。

顧客事例もいまや700記事を超え、その幅広いバリエーションも他には無い価値です。

  • 経営層を巻き込んだ全社的にがっつり組織開発に取り組んだ話

  • 現場マネージャーさんが自分のチームのためにちょっとした工夫をトライしてみた話

  • 1つの工場の中で今までになかった対話が生まれた話など

チャレンジハードルが低い〜高いところまで幅広いラインナップがあります。

実はWevoxではサーベイだけではなく「カードゲーム」「ボードゲーム」「ワークショップ」「セミナー」「動画」「ラジオ」「コミュニティ」「オフライン交流会」「リアル顧客事例」「伴走支援」「AIチャットボット」「様々なデータ解析」等、いろんな仕掛けを持っています。

Wevoxチーム全員が「かわる」を実現できるような工夫・仕掛けを探求し、生み出し続けている、この誠実な向き合いが何よりも「どんなWevoxにすんねん」を作り上げていくものです。

 難しい環境の人こそ救いたい、それでこそ価値

セールスでお客様と向き合ってきて、世の中にはチームを良くしたいと思う人は大勢いるのに、社内の協力者がいなかったり、自分だけ息巻いてるんじゃないか?という感覚の人がいたり、私からするとめっちゃ素晴らしいのになぜ自信がないんだろうと思うことが多くあります。

本来「チームを良くしたい」という感覚は何も間違ってないと思っているのですが、まるで自分が間違っているかのような感覚になっている目の前のお客さんを見ると、とてもやるせなくなります。

  • とある教育委員会の中で、全く人事関係無いのにエンゲージメントが今後教育現場(学生・職員)に必要だと信じて勉強をし、学校現場に戻ったときに何か残せるようにしたいとWevoxのセミナーに出てくれた方

  • 組織開発がしたくて人事として転職したけど、実際はそんなことより庶務的なことを求められ、研修として組織本の読み合わせをやりたいと提言すれば「購入する意味がある?」となり、全て要約してみんなに配って、少しでも残せればと励んでいる方

そんな人たちを勇気づけたい、自信を持ってほしい、そんな想いがますます最近は強くなっています。

良い関係性作りとか、良い人間関係とか、良いチームって絶対に寝ててできるものではないと思っています。有名な「7つの習慣」の第二領域の話と同じで、関係性を作ることは「緊急じゃないけど重要なこと」です。誰もがやらないような誰トク?みたいな領域です。だからこそ、そんな「放っておいたら誰もやらない」ことにベットして、なんとかしようと思っている時点で、めちゃくちゃ貴重な存在で、もはやその時点で素晴らしい!ゴラッソ!という気持ちです。

と、想いは書いたものの、まだまだ多くの人を勇気づけるには力不足で、知識・経験・リアルさに欠けていると感じています。組織を良くしたいと思っているがたくさんの壁にもがいている人、一歩踏み出せない人、そんな目の前の人に寄り添い、勇気づける存在でありたい。
そしてそれが実現できるWevoxでありたい、どんなWevoxにしたいねんの探求を最高の仲間達と旅していこうと思います。

アトラエメンバーによる #アドカレ2023_アトラエ は以下よりご覧いただけます。ご一読いただきありがとうございました!

少しでも興味のある方は、まずはお気軽に、アトラエバーでお待ちしておりますので、お声がけください!

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