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兵庫・播磨の「マンホールカード」をゲットしたく「播磨町郷土資料館」へ行ってみると😲我が大阪・住吉との繋がりもありました!!弥生語も体験出来ました!!

昨年、令和5(2023)年11月9日(日)は仕事の関係で兵庫県加古郡「播磨町」へ行ったついでにマンホールカードをゲットしに配布場所の「播磨町郷土資料館」へ行ったのですが、マンホールカード以外でも楽しめました。随分遅くなりましたが、今日は播磨町郷土資料館の紹介をしたいと思います。

JR神戸線「土山駅」南口から「であいのみち」を徒歩20分です。又、山陽電鉄本線「播磨町駅」北口からは喜瀬川沿いに徒歩30分です。

2023-11-09

私は播磨町は初めてで、喜瀬川沿いを歩いて向かいました🚶🏻

2023-11-09

播磨町郷土資料館が近づいてくると、高床式倉庫のような建物が目に入りました👀これは、『兵庫県立考古博物館』の高床式倉庫を模してデザインされた「展望塔」でした。

2023-11-09

播磨町郷土資料館は兵庫県立考古博物館と共に「大中遺跡公園」内にあります。

播磨町「播磨大中古代の村(大中遺跡公園・であいのみち)」より

遺跡の発掘調査の経験がある私としては、兵庫県立考古博物館へも行きたかったのですが播磨町郷土資料館の閉館まで40分余りに迫り諦めました😢

2023-11-09

播磨町郷土資料館の横まで行くと、列車の展示が見えました🚃

2023-11-09

昭和59(1984)年1月31日(火)をもって廃止された「別府鉄道」のディーゼル機関車「DC302号」と客車「ハフ5号」の野外展示です。廃線のあと町に寄贈されました。

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土山駅から大中遺跡に至る「であいのみち」は別府鉄道の線路跡を利用し、緑道として整備したもで、次はこの道も歩きたいと思いました。音響板をたたくと唱歌"ふるさと"を奏でるつり橋型のメロディー橋「ふるさと橋」もあるそうです!!

2023-11-09

16:24に播磨町郷土資料館の入口に着きました。閉館まで残り36分です。

2023-11-09

玄関ホール前には「大中遺跡」の顔ハメ看板(いせきくんとやよいちゃん)が設置してありました。大中遺跡は、昭和37(1962)年6月、町内に住む3人の中学生によって発見され、昭和42(1967)年に国の史跡に指定されました。

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弥生時代後期(約1900年前)~古墳時代初頭(邪馬台国 卑弥呼と同時期)の代表的な遺跡で、長さ500m、幅180mで、約70,000平方メートルの広さがあります。玄関ホール横には、復元された弥生土器が展示されていました。又、画像左端は、道路の出発点となった「阿閇あえ村(現播磨町)道路元標」です。

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玄関を入っていくと、埴輪と埴輪の間に、日本初の民間日本語新聞を作ったことで「新聞の父」と呼ばれた播磨町出身の偉人「ジョセフ・ヒコ」(1837~97年)をデザインした同町のカラーマンホールの蓋が飾られていました✨因みに、JR土山駅南口バス停付近にこの蓋が設置されています。

播磨町「下水道とその役割」より

播磨町は大中遺跡と、町の花である「菊」が描かれたデザインのマンホールの蓋も設置されています。

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埴輪の横には「マンホールカード配布場所」と掲示されたテーブルがありました。

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右側のアンケート用紙の簡単なアンケートに答え、右隣の事務所窓口へ提出して、

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マンホールカードを戴きました。

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ジョセフ・ヒコってカタカナ表記されているので海外の方かと思いましたが、江戸時代の末期にアメリカ国籍を取った日本人で、日本で初めて民間の新聞を発行して今日の新聞の土台を築いたとか。本名は「浜田 彦蔵」で、ジョセフ・ヒコは洗礼名だそうです。

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播磨町郷土資料館ではマンホールカードを配布しているだけではありませんでした\(◎o◎)/!「弥生の御朱印巡り」のスポットでもありました。

2023-11-09

押印対象は26遺跡29施設で、大中遺跡は弥生の住宅展示場として対象となっていて、播磨町郷土資料館のスタンプと共に押しました。こういうスタンプ系も大好きなので集めたくなりました!!

尚、弥生の御朱印巡りの大中遺跡のスタンプは、兵庫県立考古博物館にも同じものがあり、同館の小さいスタンプもあります。

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さらに、別府鉄道のスタンプが2種類ありました🚃こちらは持参していたスタンプ帳に押しました。

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尚、スタンプ帳を持参していない方の為に、白紙も用意してありました。

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事務所の向かいには、パンフレットや冊子が置いてありました。こういう系もゲットするのが好きで、「ご自由にお取り下さい」とあったので気になったものをゲットしていきましたが、こんなの無料配布でいいの?と思うような立派なものもありました。

ラックの上に別府鉄道の車両が飾られているのも素敵ですね🚃

2023-11-09

江戸時代の村の様子がわかる「二子ふたご村地図」も掲示されていました。

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その下には、出土した土器の破片を接合する体験が出来るようになっていました。雨で発掘調査が出来ない時は、中で接合作業もしていたのでめっちゃ懐かしく、やりたかったですが、何分ゆっくり出来る時間が無く😢

2023-11-09

展示室の方へ行きました。ここでは大中遺跡の出土品をはじめ、郷土の偉人(新聞の父:ジョセフ・ヒコ、新井開削の父:今里傳兵衛、苦労人庄屋:梅谷七右衛門清政、町内の漂流者等)や別府鉄道関連などを展示していました。

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大中遺跡の出土品の展示が一番多かったです。

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弥生時代の土器は、縄文時代の土器と比べて、うすくて固いのが特徴です。
資料館では、いろいろな形をした弥生時代の土器が展示してありました。

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こちらは大中遺跡の第1土器群を部分復元したものですが、実測するのも大変だと思いながら見ていました。

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そして、この展示を見てめっちゃ驚きました\(◎o◎)/!

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こちらは「阿閇神社秋祭絵巻」の再現ジオラマなんですが、「阿閇住吉大神」という幟を持った方が👀211年創建で、全国約2,300社余の住吉神社の総本社であり、摂津国一の宮の「住吉っさん(住吉大社)」(大阪市住吉区)のすぐ近くに住む私としてはめっちゃくちゃ気になりました!! まさか、約60キロ離れた場所で"住吉大神"!!

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阿閇神社の創建は不明らしいですが、住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)と息長帯姫命(神功皇后)を祀っています。

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阿閇荘は中世に住吉大社の荘園として存在し、周辺地域に住吉神社が多数立地していると知り、この地域での住吉神社巡りもしたくなりました!!

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郷土の偉人、新井開削の父・今里 傳兵衛でんべいの展示です。

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町内の漂流者で"西洋型帆船の父"とされる本庄善次郎・山口洋右衛門・浜本帰平・木村甚八、姫路藩家士で藩主の御座船の水主となった浜脇利平(徳三郎)の展示もありました。

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新しく発見された、播磨町古宮字大東の出土品の展示もありました。江戸時代後期に使われていた陶磁器類や屋根瓦です。

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日本で唯一「弥生語(古代語)」が体験出来るコーナーもありました。弥生時代の人々の暮らしを表したジオラマに行くと体験出来ます。

2023-11-09

テープから流れてくる弥生語の音声は、古事記や万葉集の表現法や発音を研究されていた神戸市外国語大学の長田夏樹先生が、古代の朝鮮語と日本の古い本の表現や発音などから弥生時代後期のことばを考えて復元したものです。

2023-11-09

このジオラマも精巧に作られていて、弥生時代の人々の生活ぶりを垣間見ることが出来ます。

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こちらに、実際に弥生語を体験した時の動画でをアップしてありますのでご覧下さい⤴

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江戸時代後期の廻船栄力丸の模型です。船員だった漂流民・清太郎の体験記ほもとに作製されました。

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新聞の父とされるジョセフ・ヒコの展示です。

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別府鉄道関連の展示です。

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別府鉄道は昭和59(1984)年2月1日に廃線となりましたが、加古川市東南端の別府港駅から野口駅までを結ぶ「野口線」と、別府港駅から播磨町の土山駅までを結ぶ「土山線」の2路線を有していました。

2023-11-09

別府鉄道も乗ってみたかったです😢

2023-11-09

現播磨町にSLが走り始めた頃、大正14(1925)年と、昭和47(1972)年に完成した人工島「新島」が出来た頃のイラストもありました。播磨町は面積が兵庫県内で最も小さい9.13平方キロですが、うちこの島は約3割を占めるそうです。

2023-11-09

大中遺跡まつり」で使用された火起こし器の展示もありました。私もこんな大きいのではないですが、作ったことがあります。点火して土器を焼いた思い出が。この祭りも見てみたいです!!

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播磨町映像ライブラリーのコーナーもありました。

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10分余りの映像が4タイトルありました。あっという間に閉館時間が迫り、観るのを諦めました😢

ホンと播磨町郷土資料館もまたゆっくり訪れたいです!! 

2023-11-09

大中遺跡公園(播磨大中古代の村)の遺構復元ゾーンの竪穴式住居跡も、兵庫県立考古博物館も見て回りたい!! そして、住吉神社巡りも!! 来月、春の青春18きっぷが使用出来るようになったらホンと再訪問したい播磨町です~


#旅のフォトアルバム #兵庫県 #播磨町 #マンホールカード #遺跡

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