仕事で人間関係を良くするには付け届け以外にない。

仕事で人間関係を良くする方法
それは付け届けである。
袖の下である。

人間には返報性の法則がある。
何かをもらったらお返ししなければならないと無意識に思ってしまう。
だから保険屋さんが昼休みに職場に来て飴を配り散らすのだ。
飴ひとつでも馬鹿にならない。
飴をもらったからには何か話を聞かなければと無意識に思ってしまう。
そこから家族構成の話になり、いつの間にか保険に入ってしまうのだ。

それは営業の話だけではない。
職場の中でもそうだ。
同僚の彼女はそうやって自分の地位を確立し、好きな仕事をゲットし、今また東京に行こうとしている。

ふるさと納税などで余ったと言っては、上司や同僚に配りまくる。
配るのは自分に影響がある人だけだ。
まず課課長課長には人事権がある。
そしてそれぞれの部署の古参の女性に。
あの女性たちの機嫌を取ることはポイントが高い。職場で生きていく上で力強い味方となろう。

また、お取り寄せのスイーツなどを惜しげもなく配る。
一体、人に配るためにいくらお金を使ってるんだろう。
でも彼女からしたら大した金額ではない。
見返りが大きすぎるからだ。

1月に特別に昇給していることを聞いてびっくりした。
こちらは何も上申していないのに、本部の方で勝手に彼女に昇給させている。その口添えは東京のある部署でやるのだが、彼女はその部署への付け届けもかなりやっている。

ここまでしなければならないんだな。
私はもうすぐ彼女に年収を追い越される。
彼女は高卒で、私は MBA まで取ったというのに。

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