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言葉のトリセツ

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言葉とは意識であり、世界を捉えるためのツールです。 言葉は深く無意識に根差しています。 たった一言で人を死に追いやることもできれば、地獄のような状況の中にある人に希望の光を与える… もっと読む
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#現実創造

サイバー空間に棲息するからといって実体化してないわけじゃない~ある物書きのつぶやき

言葉を書く。 紙と言う物質があり、インクと言う物質があって、肉体を動かし、脳内に蠢く概念をコトバとして書き記す。 これはこれは立派な「具現化」行為。 でも――書き記す場がサイバー空間になったとたんに、実体が薄れてしまう。それは仕方がないことなのだろうとは思う。 ディスプレイ上に表示される文字(という画像)は、言ってみれば幻影のようなもの。 そこにあるように見えても、実体はない。 紙に書いたものなら確かな手触りがあり、重さがあり、厚みがある。 経年劣化して色も変化する

言葉に命を吹き込むって、どういうこと?

この文句、聞き飽きた(見飽きた)という人、手を上げてくださ~い(笑) 書籍でもネット上でも、特に自己啓発系の文脈で、掃いて捨てるほど語られて、書かれていますね。 そもそもが聖書に書かれた言葉ですが、解釈が間違っているとかで。誤用(あるいは悪用?)されている節もないわけではないようです。   ま、それはさておいて―― すでに耳タコのこの言葉から出てくる決まり文句が、これですね。 はい、こっちもウンザリするぐらい声高に言われ続けています。 アファメーション、新月の願いごと

神様が読者です

ネット上で文章を書いたり喋ったりする時、「誰に向けて語っているのか」を意識しなさいとよく言われますよね。 普通は自分の想定読者、あるいはつながりたいと思う相手をイメージするのだろうと思うのだけど、こんな風に考えてみるのはどうでしょう。 * 語り掛ける相手は、神様。 天でもいいし、宇宙でもいいし、自分のハイヤーセルフでもいいですね。 つまり、そういった高次の存在と言うべき何者かに向かって語る。そんな気持ちで文章を綴ってみるわけです。 それで何が起きるかと言うと――