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こころのトリセツ

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扱い次第では人生を苦しみに変えてしまうこともあるのが心。 そして、人生を豊かに明るく照らしてくれるのも心。 誰でも感じているけれどよくわからない心のこと。 一緒にしっかり向き合っ… もっと読む
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楽器の練習が心を安定させ脳を活性化するという話

これはジャズピアニストの小曽根真さんがよく言う言葉です。 ホントそうだなあと思います。 自粛解禁で音楽ライブもすっかり戻ってきました。 大好きな音楽にリアルにどっぷりと浸る。 それだけのことが当たり前じゃないと思い知らされた2年間でしたね。 ステキな音を全身で感じることは、わたしにとって至福の時間。 でも、音楽は聴くだけではなく、自分でやるものでもあります。 * 子供のころからとにかく音楽好きなんです。 ハーモニカ、木琴、リコーダー。 なんでもかんでも触れるだけでも

幸せが逃げるのは、ため息のせいじゃないのです

心療内科医の海原純子さんのエッセイに、こんな話ありました。 海原さんはこう続けます。 わたしたちの日々は、外からもたらされる情報に満ち満ちていますよね。 たとえば、スマホでSNSをチェックしながら食事をする人を見かけるのは日常の光景。 かくいうわたしだって、一人ゴハンだとついやってしまいますが……(-_-;) * ではその時、その人の注意や関心は、どこに向かっているのでしょう? 当然ながら、食事をしている自分の身体の反応、つまり自分の内側ではなくて、情報のもたらさ

今ここを夢中に生きるだけで人生が良くなるのはなぜ?

夢中になっている時、人は不安を忘れます。 夢中になっている時、脳が活性化し、集中力も向上します。 夢中とは無心。 夢心とは集中していること。 することは何でもいいのです。 夢中で仕事しているとき 夢中でピアノの練習をしているとき 夢中で本を読んでるとき 夢中で遊んでいるとき 無心でお掃除しているとき 無心でお料理しているとき 無心で散歩しているとき 夢中で無心で、今この瞬間を生きる。 ただそれに集中する。 それだけを感じ切る。 そこには、恐れや不安が入り

信頼ってなんだろう?

信頼、信頼感、信頼関係。 人間関係において「信頼」が大事だと誰もが言います。 そんなことないよ、という人はあまりいないかな? * でも信頼って、実際のところ具体的に言うと何なのでしょう? どうやったらそれを手に入れられるのでしょうか。 これ、学校で教わりました? 親から仕込んでもらいました? 誰かに与えてもらいました? 教えてもらったよ、与えてもらったよ、という方も大勢いらっしゃるんだろうと思います。 わたしは残念ながら、そうではなかったようで、大人になってから他

“安心”という心の土台を取り戻そう

変化するもの、動くものに、脳はフォーカスします。 止まっているものや変わり映えしないものは完璧に無視! すばやく危険を察知し、生き残るための脳の仕組みです。 だから、家に籠って暗いニュースばかり見ているとウツになる人も出てしまうんですね。 この3年間というものは、あの新種ウイルスのせいで、世界中が不安の沼にどっぷりと首まで浸かっていました。 そこに追い打ちをかけるようなロシアとウクライナの紛争が起き、さらに今、アメリカでの銀行破綻が引き金になって世界経済が危機に陥りそう

節分は運気の切り替えをする日

今日2月3日は節分、明日4日が立春です。 現在の西洋のカレンダーで生活するようになるまでは、「立春」が一年の始まりの日でした。 これは東洋の暦。太陽の運行と季節に沿った天然自然のカレンダー。 さて、暦の上で節分は、つまりは大晦日です。 豆まきをして鬼を追い払い、新しい年に福を呼び込みます。 * この「鬼」ってなんなのでしょうね。 たとえば不運とか、邪気とか、魔とか。 そういった、人生に良からぬものをもたらすものを表しているのでしょう。 では鬼はいったいどこにいるのでし

いまここに生きている、それだけでいいよね?

なにもしなくても時間は流れていくんですよね。 流れ落ちる砂のように。 今という一瞬は、瞬く間に過去に変わる。 時は金なり。光陰矢の如し……。 そうなんだけど。 もったいないよ、と言われるんだけど。 でも、ぼうっとしているのも好きなんです。 急き立てられるように焦って生きるのはイヤ。 目的と手段がすり替わっているような感じがして。 * 誰がが言っていた。 人がこの世に生まれて来る一番の目的は「生きること」なんだよ、と。 そうだよね。 だって、絶対にいつか死ぬという約

あなたから世界に幸せを広げる~癒しの瞑想

『私の笑顔は世界の笑顔』 わたしが人生の指針にしているフレーズの一つです。 自分が生きているこの世界が幸せなものであってほしいと思います。 暗く悲しい世界で生きたくはないですから。 あなたの日々が穏やかな幸せに満たされていたとしても、あなたの目の前に辛く苦しい毎日を生きている人がいたとしたら、それでもあなたは心からの幸せを感じることができるでしょうか?   世界とわたし。 「わたし」は一人の個ですが、常に世界とつながり関わり合っています。 世界があるからこそ「個」で

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世界の幸せを生み出しているのは、あなたです

わたしが人生の指針にしているものの一つに 『私の笑顔は世界の笑顔』 というフレーズがあります。 幸せな世界を望むならば、まずは自分自身がそうなる。 いつも自分を幸せな心でいられるようにすれば、人にもやさしくなれます。 誰かにやさしい笑顔を向けたら、今度はその誰かがほかの誰かに笑顔を向けるかもしれない。 そうやって笑顔が広がっていったら、みんながちょっとだけでも幸せな気持ちになって、そのちょっとずつがきっと世界のしあわせ度を上げていくことになる。 大真面目にそう考えていま

感情の底なし沼から抜け出して幸せに生きる方法

感情と幸せの関係を脳の働きから考えてみます   たとえ楽しくなくても、笑顔を作ったり、声に出して笑うと、脳は楽しいと感じます。(筋肉反射的なのか?) いぇ~い!な気分ですね (^^) ・ ・ ・ では―― 「ありがとう」と言い続けるとどうなるでしょうか?   なぜか身も心も満たされて温かく幸せな気持ちになります。 これホントですよ。 ウソだ!と思ったあなた。試しにやってみましょう。 何かに対して感謝するのではなくて、何も考えずにただ「ありがとう」という言葉を

微笑みの連鎖が広がれば世界はきっと変わる

今朝たまたま目にした投稿です。 草場さんは、焼き物の手法を取り入れた陶彩画の作家さん。驚くほどに美しい菩薩や龍を描かれます。 この方の描いた弥勒菩薩さまに一目惚れして以来、機会あるごとに個展などに足を運んでおります。 ・ ・ ・  微笑みの連鎖を広げる◆心を写す脳とは さて、本題はミラーニューロンです。 wikiに簡潔な説明があったので引用します。 行動の表面的な形をマネするだけではないというのがすごいですね。 そこに現れている感情的な部分まで写し取っているらしい。

心のアナフィラキシーショック?

心にもアナフィラキシーショック症状ってあるのかな、と思うことがあって…… そんな体験を(ちょっと重たいんですけど)書いてみます。 ※PTSD(心的外傷後ストレス障害)の話ではありません。 わたし、夜はのんびりとネットで古いアニメなど楽しんでおります。 いかにも女子なものもいいのですが、「ルパン三世」とか「シティハンター」なども結構好き💛 で、たまたま見ていた「シティハンター」にこんなシーンがあったのです。 いえいえ、まあね、アニメですから(^^ゞ 筋書きとしてみたら、

こころの栄養、足りてる?

世界的なジャズピアニスト、小曽根真さんから聞いた言葉です。 ささやかながらもアーティスティックな創造にもたずさわる者として、この言葉を心に刻んでいます。   心で発して、心で感じ取る芸術、と言葉に書くと、なにやら堅苦しく感じるかもしれません。 でも、違うんですよ。 小曽根さん風に説明すると、こんな感じ。 (ワークショップで語られた言葉をまとめてみたもの) それが音楽であり、アートなんですね。   五感から生み出され、送りだされたエネルギーを受け取ると、心が振動します

頭が混乱している,と感じたときにやるといいこと

自分の気持ちがわからない・・・ 頭が混乱していて考えられない・・・ 今の世の中、多くの人がそう感じているのかもしれません。 この2年間というものは、目に見えないウィルスに日常が脅かされ、ひっかきまわされている感じですよね。 不安な気持ちが強いと、どうしても心が不安定になりがちなもの。 いつもなら簡単なことも、心が混乱している時はスムーズに進まない。 これは誰にでも起きることです。 でも、こんな時だからこそ、自分の気持ちと向き合って、上手に折り合いをつけて、困難をうまく乗