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あの頃をもう一度。感情の高ぶりを取り戻してみない?

今回は「自らの感情を高ぶらせて生きてみたら、ちょっと人生変わるかもよ」というお話。

先日、PRサポートをしている鳥取の漁師直送鮮魚通販「弁慶丸」の河西船長と打ち合わせをしていたとき、「自分の感情の高ぶらせ方」の話題になった。河西船長は自分の感情・モチベーションを高めるときに「切り抜き」を見るという。その切り抜きブックを見せてもらった。

ブックには昭和・平成のスポーツ名シーン写真の切り抜きがびっしり貼られていた。王貞治が756本目のホームランを打って世界一の本塁打王になったときの写真、大横綱・千代の富士が「体力の限界!」と言って引退を決意した瞬間の写真。

こうした写真を見て、河西船長は自分を奮い立たせて感情を高めているという。この話を聞いたあと、私も毎日同じようなことをしてると気づいた。

私は自分で自分のご機嫌を取るのがうまいほうだ。朝起きてシャワーを浴びるときに防水スピーカーにiPhoneを入れて、好きな曲をかけながら身体を浴びる。時間があって湯船につかるときは、愛してやまない平成プロレスの名シーンのハイライトを見ながら当時の興奮を味わっている。

SpotifyもYouTubeも、熱狂していた「あの頃」を思い出すのに非常に有効なツールとなっている。天才アーティスト・吉田拓郎が若かりし頃に「落陽」という名曲のライブビデオがYouTubeにあがっていた。違法なのでよくないなぁとは思いつつも、このビデオは繰り返し視聴している。

個人的な思い出として、20代半ばで組んでいたスリーピースロックバンドで落陽をカバーしていた。バンマスのボーカル&ギターに「落陽をカバーするぞ」と言われて借りた音源があった。私はこの音源を元にベースをコピーして練習し、何回かライブで披露した。私にとって落陽は、吉田拓郎の曲で最も思い入れの深い曲の1つとなっている。

時は経ち、iPodに放り込んでいた落陽は音楽デバイスの進化とともに、移行しそびれたデータとなった落陽は聴く機会もなくなっていた。

YouTubeで見つけた落陽は、私がカバーしたバージョンの落陽ではなかった。というのも、吉田拓郎は年代ごとにアレンジを変えていて、私がカバーしたバージョンの落陽ではなかった。

これはこれで素晴らしく、自分をご機嫌にする楽曲になんだけど、「あの頃」の感情を呼び起こして「よし、やったるで」とはならない。

探してみよっか。Spotifyで「落陽」と検索すると、かなりの「落陽」が出てきた。ライブバージョンだけでも数曲、スタジオ曲もあればカバーバージョンもある。

ひとつひとつ聞いてみる。

違う。
違う。
ん、これは!?

あっさり見つかった。1979年のライブバージョン。音源を初めて聞いた2004年頃の記憶が蘇ってきた。「よし、やったるで」の感情を蘇らせてくれるコレクションがまたひとつ増えた。

「好き」に囲まれた環境が「感情」の高ぶりを生み出し、イケイケノリノリな人生を送ることが出来る。どんよりした顔や仏頂面で歩いている人を街中で見かけると、もったいないなぁといつも感じる。忙しい日々に追われてしまって、だんだんと感情が塞ぎがちになってしまって、だんだん「感動」や「好き」の気持ちがなくなってしまう。

もっと「好き」と「感動」が溢れる社会になればいいのになぁと願う今日この頃です。




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