見出し画像

コルクラボギルド編集学校の懇親会で発表できない「私を変えた1冊」をここでプレゼンします

2期生として受講しているコルクラボギルドの編集学校にて、受講生同士の懇親会が行われます。今回の懇親会には「私を変えた1冊」というテーマが設定され、各々がプレゼンして1冊を紹介する流れになっとります。

しかし残念ながら、私はその時間、イングリッシュドクターとして活動する友人の誕生日祝い飲み会のために糸島の「もっこり」というなかなか刺激的な店名の飲み屋で酔いどれ真っ最中となっているはずなので、このnoteを借りて「私を変えた1冊」をプレゼンさせていただきます。企画してくれたおがっちゃん、行けずにごめんなさい。

そもそも1冊に選べってのは無理よ!

まず大前提として、私の人生を変えた1冊はたくさんあるので、そもそも選びきれないという、編集学校の受講生ならきっと同じ悩みにぶち当たっているはず。

私は本番のプレゼンには参加しないので、ちょっとズルいですが、最初に紹介する書籍を「私を変えた1冊」としてご紹介し、残りは変えてくれた理由とともにご紹介させていただきます。


1冊目 最速でおしゃれに見せる方法(MB)

この10年で「私を変えた1冊」最上位は間違いなくこれです。メンズ系ファッション作家・ブロガーとして普及に務めているMB氏著書(2015年)。

1行で書くならば「メンズファッションのオシャレ理論の決定版」です。

オシャレになりたいけど、オシャレセンスがなくて、オシャレになる方法がわからなかった30代前半までの私。

2012年の私。
群馬県でバンジージャンプを飛んでご満悦。

当時彼女に言われるがままにユニクロのポロシャツを何色も買い揃え、穴の空いたジーンズを穿き、ファッションに対する思考が完全なまでに停止していた頃です。

ここから数年が経ち、その女性を別れる間際になってこの本の土台となる雑誌の連載コーナーを見つけます。このあたりの振り返りは過去のnoteにつづっているので、合わせて読んでいただけいると「きむ兄は本当にこの1冊で人生が変わったんだね。良かったね」という感想を僕に言いたくて仕方がなくなるでしょう。3回目の講義後の打ち上げでその言葉を待っておりますよ。


2冊目 学校の「当たり前」をやめた(工藤勇一)

2冊目は教育分野。いま日本で一番有名な校長先生であろう工藤勇一氏の著書。

本が発売された2018年当時、東京都千代田区麹町中学校の校長という立場で、宿題や固定担任制、中間・期末テストを廃止するなど、様々な学校改革を実施していました。

私がこの本で学んだのは「『目的と手段』を間違えてはいけない」。著書の中に以下の記述があります。

勘違いしてはいけないのは、「学校に来る」こと自体は、社会の中でよりよく生きていけるようにするための一つの「手段」にすぎないということです。

たとえ、何らかの事情で学校に行けなくなったりしても、学校以外にも学びの場はありますし、社会とつながることだってできます。

(中略)逆に、学校にきて学習指導要領に定められたカリキュラムをこなしても、知識を丸暗記してテストでよい点をとれるようになっても、社会でよりよく生きていけるとは限りません。

学校の「当たり前」をやめた。より

中学2年生の時、「1問1点・全100問の英単語テストを1週間後にやります。満点を取るまで、毎日再テストを受けてもらいます」と先生から伝えられた木村少年。

英語の成績が5段階で1か2しか取ったことがありませんでしたが、絶対に再テストを受けたくないという一心で英単語100個のスペルと意味をたたき込んでテストに臨み、1発で100点満点をとる偉業を達成しました。でも、数日経ってきれいさっぱり忘れていたんです。

テストが「目的」になっていて、生徒たちが英語を取得する「目的」をすっかり忘れている事例。なんのためのテストだったのか。

学校に来ることも、テストを受けることも「目的」ではなく、子どもたちが社会に出て生き抜く力を得るための「手段」の1つに過ぎない。

私自身、教育分野に関心があってこの本を読みましたが、「目的と手段」の話は教育だけでなく仕事面でもたくさんの気付きを得られました。

「それ、何のためにやるの?」という目的を意識し続け、手段を選んでいく。出来事・物事の本質について考え、実行していくための原点のような1冊になっています。

この意識を持って講義を聴くと、さらにめちゃくちゃ腹落ちするので、ぜひ皆さんにも読んでいただきたい1冊です。

3冊目 はじめて考えるときのように「わかる」ための哲学的道案内(野矢 茂樹)

放送作家時代に担当していた報道番組にゲスト出演してくださった建築家の谷尻誠氏が「オススメの1冊」として話してくれた本。谷尻さんはコメントの視点が「その切り口から来る?」というくらい面白くてウィットに富んでいて、「その発想はどこから来るんですか?」とスタッフが質問したときに、「この本が原点です」と紹介してくれました。

番組放送後のランチタイムで谷尻氏に教えてもらった私は、秒でポチりました。2018年10月4日に、Amazonでポチった形跡があります。

「考えるとは、いったいどういうことなのか?」。こびりついた常識を疑い取っ払い、考えるための土台となる思考を鍛えるためにはぴったりの1冊です。

調べたら、過去の「ブレーン」でも紹介していたみたいです。ご参考にどうぞ。


4冊目 自分の中に毒を持て あなたは“常識人間”を捨てられるか (岡本太郎)

20代の頃、プロミュージシャンを目指して、ベーシストとしてバンドメジャーデビューを目指していた私にとっての思い出深い1冊。

小さな頃から「常識」が大嫌いで、みんなと同じことをすることに違和感を持っていた。人と違うことをすることに喜びを感じ、「頭おかしいよね」と言われるのが最高の褒め言葉と受け止めていた。

世の中がどんどん統一化され、無機質になっていく。どんどんとこびりついていく常識。この本を読むたびに「きみは小さくまとまってないかい?」「命を燃やして生きているかい?」と問いかけられてるような気がしてなりません。

Amazonの紹介ページに本の中身のスクショがサンプルでありますので、これを読むだけでも刺激を受けるはずです。おすすめの1冊です。

まとめ 本質を見つけるのが好きなきむ兄です

今回の4冊を選んだ共通項目として挙げられるのは「本質」です。

本質を知るためには、徹底的に考えないといけないと思っている派です。

表面上の言葉や出来事を鵜呑みにすると、人生詰んじゃうと思っている派です。

こんな思考を持つきむ兄の「私を変えた1冊」でした。長文を読んでくださり、ありがとうござました。





最後まで読んでいただき感謝です。ほんの少しでも、心が動いた、ざわついたなどの揺らぎを感じてくださったら、スキを押してくださると嬉しいです。また、ツイッターでの拡散も大歓迎です!

このnoteは1記事150円の投げ銭方式です。私が好きな缶コーヒー1本をあげてもいいよという心優しい方の投げ銭もお待ちしております!

↓木村公洋・公式サイト↓

ここから先は

0字

¥ 150

暑苦しい文章、たくさん書いていきますので、ぜひサポートを!!