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ウクライナ情勢: アメリカ大使館職員及び家族の退去検討に関する情報。
アメリカの複数のメディアが21日、アメリカ国務省がウクライナ首都キエフのアメリカ大使館の職員の家族、及び必須部門以外の職員の国外退去の検討を開始したことを報じています。状況により実際の退去が来週から開始される可能性があります。アメリカ側からウクライナ側にもすでに本件に関し伝達が行われている模様です。
キエフのアメリカ大使館には、アメリカ人職員180人、ウクライナ人職員560人が勤務をしています。キエフはウクライナ中央部に位置するため、ロシアとの紛争地帯である東ウクライナからは距離がありますが、今月に入りロシア軍がキエフに近く北方に位置するベラルーシ領内への展開を開始したことを反映した措置と思われます。
なお、キエフのロシア大使館はすでに昨年12月から職員の家族及び必須部門以外の職員の退去を進めていましたが、ロシア軍侵攻の可能性に信憑性を持たせるための工作の可能性も疑われていました。
(Text written by Kimihiko Adachi)
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