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ウクライナ情勢: アメリカ・NATOによる対露抑止力の増強について-02

ブリュッセルのNATO本部は24日、ウクライナ周辺へのロシア軍の展開が止まる様子を見せない中、対抗策としてバルト海沿岸地域及び旧東欧地域への抑止力の追加展開について発表した。

NATO本部が発表した内容は、デンマークによるバルト海へのフリゲート艦派遣及びリトアニアへのF16戦闘機配備、スペインによる艦船派遣及びブルガリアへの戦闘機配備、フランスによるルーマニアへの部隊配備、オランダによるブルガリアへのF35戦闘機配備、及び艦船及び陸上部隊のNATO統合部隊への戦闘配備だ。

ジュネーブで先週末に行われた米露外相会談が平行線をたどり、アメリカではバイデン大統領が22日土曜日にキャンプデービッドで安全保障関係者を招集し今後の対応策を協議し同地域へアメリカ軍の追加展開を検討しているが、NATOの展開はそれに連動する動きだ。

また、フランス政府国防省は来月にも対露抑止力のために地中海に空母打撃群を展開する予定であることを明らかにした。

Text written by Kimihiko Adachi)

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足立公彦_Welle_world politics and energy
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