朝起きたらリビングに、夫の死体があった。

「朝起きたらリビングに、夫の死体があった。」
なんて刺激的なタイトルをつけてしまい申し訳ない。
初投稿なので気合入れて、釣りタイトルを考えてしまいました。

言い換えて「起床したら、そこには死後硬直の始まった夫がいた。」としても、変わらないかしらん。

前振りが長くなりましたが、はじめましてこんにちは。
約2年前夫が急逝してからのことを、備忘録も兼ね書いていこうと思います。

まずは軽く自己紹介を。
当時38歳、週1のパートをするほぼ専業主婦の私と、現場職の37歳夫、中学3年、中学1年、年長の子供3人の5人家族。

夫婦仲は「隙あらば手を繋ぐ」とママ友に言われるほど仲良しだった。


さてどこから話そうか。
最後の夜について書こうかな。

あの日は珍しく帰りが遅く23時近かった。よく「最後の晩餐は何がいいか」なんという話をすると思う。彼の最後の晩餐は移動販売車から購入したタンドリーチキンとご飯だった。なんかごめん。
ちなみにご飯大盛2杯食べ、いたって健康だった。

何の話の流れか忘れたけど、夫は
「生まれ変わったら何とかになりたいとか、なりたくないとかいう奴いるけど、人間になるか分かんないじゃん。鮭にだけはなりたくないな」とご飯を食べながら話してた。
そのあと録画していた心霊番組を二人で観た。

自分の頭がお花畑なら
「彼は予知していた」
「心霊番組に憑つれていかれたに違いない」
とか言ってたんだけど、そこはクールにみている、偶然だと。

1時ごろ私は眠気に勝てず、先に寝室へ。

そして爆睡。
7時に起床、リビングに行くとそこには横たわる夫がいた。


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