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『冷泉家 800年の「守る力」』冷泉喜実子著(新潮新書)を読む

親しみやすい文章で、冷泉家が身近に感じられた。冷泉家は、和歌の家元。

「和の文化」の基本は歌にあり。私とあなたはいっしょです、という精神。
そう言われると、和歌がとても身近に思えてきた。

和歌は、型、約束事が大事。自我、おのれを出さず、型にのっとって歌うことが大事。
自分にも真似すれば和歌のひとつも詠めるかな、と思ってしまった。

冷泉家の家訓は、
そこそこで、相変わらず。
神さんのバチが当たらんように。
こうして、冷泉家は800年、続いてきた。国宝を守ってきた。無形の文化を繋いできた。
これが冷泉家の「守る力」。

日本の宝、冷泉家、国民が支えて守らなければ、と思った。

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