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あなたを思い出す季節


一気に秋めいてきてびっくり。

夏は色々思い出して切なくなるけど、秋も色々と思い出すので切なくなります。もうすぐ1周忌だなあ。

夏って、特に最近は立ってるだけで汗かいて一刻も早く家に帰りたい!クーラー!って感じであんまり外歩こうって思わないけど、ようやく散歩にちょうど良い季節がやってきましたね。

夏と秋の変わり目のぬるくない冷たい、でも冷たすぎない風を感じると本当に色んな情景が思い出されて苦しくなるなあ。


絶えそうな命にうまく向き合えずに、感謝の言葉もはっきり伝える事ができた感覚もない。初めての事だったから、初めてじゃなくてもだろうけど、今でもあの朝の感覚が頭に鮮明に浮かべられる。気温も、空気も、景色も覚えてる。病院に通い詰めで、前日に私たちは久しぶりにそれぞれ家に帰ってちゃんとベッドで寝て。

本当にぐっすり寝れて、朝、起きようとしてた時間より早く目が覚めて、ちょっと肌寒くなってきた綺麗な空気を感じて、朝日も感じて、とにかく静かな静かな朝でした。起きてすぐに電話が来て、向かうタクシーではまだそこまで考えてなかったけど着いた時にはもういなかったなあ。母だけが看取った。前日までみんないたのに笑 安心したのかな、仲良くやってるな、大丈夫だなって。

生きてる中で後悔ってする事ないんだけど、こうゆうお別れの時はやっぱり、もっと会ってればよかった。もっとこうしてればよかった。ただそれだけで喜んでくれてただろうにな、とか色々湧いてくるものですね。多分生前どれだけやっても絶対少なからず出てくる気持ちなんだろうな。

故人のために、というよりは自分のために。自分が、もっと一緒に色々したかったし、色々話したかった。もっと一緒の時間を過ごしたかったんだ、自分が。

二度と会えないってすごくないですか?どんなに頑張っても、二度と触れる事ができない、声を聞く事ができない、何より、直接言葉を交わす事ができない。当たり前だけど、二度と会えないってこうゆう感覚なのかってすごく思う。今でも思う。愛してくれた分だけ、一生懸命生きようと思う、、、。

でも常に、死という選択肢は自分の中にあって。それで気が楽になるから。


私たちのこと見守ってなくても良いから、自分の好きなタイミングでまた何かの人生を行きてね。人生はも飽きたなら、記憶を持ったままでも、まっさらにした状態でも良いから自由になってて欲しい。死後の世界は誰も分からないから、なんとも言えないけど、心の中にあなたはいるからずーっと見守ってなくても大丈夫!幸せでした。本当に幸せでした。

ありがとうを伝えたくなる季節。感謝と切なさが溢れる季節。


皆さんもお体ご自愛ください。☺︎

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