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疑問から始めよう 自由研究

子どもの自由研究、親が口を出しすぎることがあります。また、ついつい何をする?という方法論に目が行きます。しかし、大切なのは、何に疑問をもち、どう解決するかという疑問を解決する過程です。では、どのように取り組めばよいのでしょうか。

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興味のあるものから方向を決めよう​

自由研究をしようとするならば、自分が好きな、興味のあるものがあるはずです。漠然としたものでよいので、まずは「『天気』についてやろうかな」などと方向を決めます。​

比べて疑問を見つけよう​

自分で、疑問を見つけられればよいのですが、決められない場合、昨日と今日、A地点とB地点など、比べることをします。その違いの理由を説明できないことを解決してみませんか。

疑問について考えよう​

疑問に対する答えや関係することをいっぱい調べ考えます。大人に相談したり、本で調べたりしてもよいでしょう。
​「天気は西から変わる」「台風は南からくる」、天気のことわざなど、様々なことを調べます。自分の住む地域でもそうなんでしょうか。

考えたことから仮説を設定しよう​

浮かんだ考えをグループ分けし、仮説を立てます。自由研究は仮説が1つでなくても大丈夫です。いくつか仮説があるならば、全部調べればよいのです。

実験・観察の計画を立てよう​

実験方法を考え、自分でできそうなものを選択したり、優先順位をつけたりして、取り組む計画を立てます。​このとき、自分でできない実験・観察の場合、解決できる疑問に修正して、再出発します。

やってみよう​

計画にそって実験・観察を進めます。都合の悪い結果を変えて記録してはいけません。色など感覚的なものになりそうなものは、自分で「この色はレベル1、この色はレベル2」など、レベル表示をつくり記録するとより客観的になります。

見直そう​

うまくいっていないものがあれば、修正し、追加で調べた方がよいものがあれば、追加します。​

レポートにまとめよう​

結果は実験・観察のデータです。分かったことと混乱しないようにしましょう。また、タイトルを工夫することも大切です。応募する場合は用紙サイズや枚数に気をつけましょう。パソコンが使えればパソコンで作成するとよいです。書いている途中での修正が楽だからです。手書きにこだわる理由はありません。

・タイトル​
タイトルのつけ方は自由ですが、解決できた疑問にしておくのが一般的だと思います。また、サブタイトルをつけられる場合、解決できた方法を書いておくと分かりやすいです。

1 研究の動機と意義
動機は、「興味があるから」ではなく、なぜ興味をもったのか、体験を交えた内容を書くとよいです。興味をもったということは、何かに感動したはずです。その体験・感想、そして感動した理由、自分の考えを書きます。
意義は、仮説を立てる前に調べたことに対して自分の考えを書きます。「本当にそうなんだろうか。明らからにすることで、こんないいことがあるよ」と、研究することのよさを書きます。

2 仮説​
短く書きます。

3 方法​
図や写真などを入れて書きます。

4 結果​
グラフや表をつけ、言葉でも書きます。変化を表したいなら折れ線グラフ、割合を伝えたいなら円グラフ、前後の変化を言いたいなら棒グラフなど、伝わるグラフにします。データの捏造はNGです。

5 分かったこと​
考察や結論を書きます。

6 謝辞​
お世話になった人を書きましょう。
「自由研究を作成するにあたり、指導してくださった○○先生、お父さんに感謝いたします」​

7 参考文献​
いっぱい書きましょう。
著者(発行年)『書名』出版社​ p.76-77
サイト名(閲覧日)『表題,』URL​​

書き終えたら、分かりにくいところや誤字などがないか、読み直しましょう。

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