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【大野山@神奈川】案内板やトイレが多めの安心登山〜登山日記#4-1

2022年初登山!
登り初めとして選んだ山は、神奈川県にある大野山。

この記事では、登山ルートや時間、実際の行程などをまとめていこうと思う。

大野山の基本情報

標高:723m
場所:足柄上郡山北町
登頂日:1月初旬(上り2℃、下り7℃)


大野山を選んだ理由

  • 標高1,000m以下

  • ルートがわかりやすい

  • トイレが多い

  • 以前登った高松山とアクセスが一緒なので慣れている

真冬の登山は初めてだったので、トイレが多いのと初心者でも登りやすい山にしたかった。
前回登った高松山でのバス経験も活かせそうと思い、大野山に決定!


ルート設定

御殿場線谷峨駅からスタートし山頂へ向かう。
下りは山北駅方面に降るルートにした。

(出典:山北町観光協会)

このルートは山北町観光協会にも載っているルートで、ネットで調べてもこの道順で登っている人が多かった。
しかも山北駅には温泉もあるので疲れを癒やして帰えるわくわくプランとなった。


時間設定

標準時間の4時間10分に1.5倍をかけ、さらに休憩時間を足して合計7時間と設定した。

7:15 新松田駅着
↓ バス
7:40 谷峨駅着
9:05 頼朝さくら
11:10 (10:15) 大野山山頂

〜お昼休憩 約40分〜

12:00 (10:50) 出発
13:00 (12:00) 消防署トイレ
15:00 (13:00) 山北駅着

()は実際の時間。
全部で5時間の行程となり、ほぼ標準タイムで歩くことができた。

登りは見積もり通りの遅めのスピードだった。風が強かったのでこまめな立ち休憩を多めにとったのが理由のひとつ。
お昼は体が冷え切らないように早めに済ませた。
下りは舗装道路が多かったり寒さゆえに早く帰りたくなったので標準よりやや早いペースとなった。


持参した水の量

行程予定が7時間だったため、
7(時間)x50(体重)x5ml x0.7(70%)で計算。
約1,230ml。
ナルゲンボトル500mlとモンベルサーモボトル750mlを持っていった(計1,250ml)。
約250ml余ったので、もう少し意識的に飲もうと思う。

登山詳細記録

登山口まで編

谷峨駅へは小田急線の新松田駅からバスで向かうことにした。
谷峨駅がある御殿場線は、最寄りの駅からだとSuicaの精算ができずちょっと面倒なのだ。

御殿場線のSuica対応について、参考ブログはこちら。


新松田駅に着いたらまずはトイレ。
駅構内には立派なトイレがある。

新松田駅北口にあるトイレ。とてもきれい。


北口を出るとバス停が並んでいる。

バス停にはスタッフのおじちゃんがいて、登山者らしい人を見かけると「西丹沢?」と声をかけてくれる(たぶん西丹沢方面に行く人がほぼなのだろう)。
自分が登る山を伝えると乗るバスを教えてくれるバス案内おじちゃんである。

バス乗り場のマップ。おじちゃんは①②あたりにいる。


谷峨駅へは「松62」バスなので①に並び、乗車。

バス停にはいつも登山者さんの姿が。


いざ出発!
谷峨駅まで約30分で、料金は600円。

バスの時刻表はこちら。


そして谷峨駅に到着。

谷峨駅。トイレは駅構内にしかないので注意。


さっそくハイキングコースの案内板がある。


登り編

少し荷物を整理して、登山スタート!
案内板に従い、谷峨駅を背に右手に進む。

次の案内板が見えたら右手に曲がり橋を下る。


下り終わったらUターン。この案内板を見落とし間違えた道を進んでしまった。


青い橋を渡る。


右手に入り、ここから登りが始まる。


最初は舗装道路が続く。
なだらかな登りのくねくね道。山らしいなぁと感じながらせっせと登った。

しばらくすると案内板発見。住宅の脇道に入る。


山道スタート。


紛らわしい分岐だが、丸太で整備されている左が正解。


ススキがきれい。


動物の侵入を防ぐためのドア。開けたら閉めるシステム。


さっそくの富士山!


落ち葉を踏みしめて一歩一歩。


また舗装道路に出る。


バイオトイレ。1個は故障中だが残り2つは使える。


無人販売が!


みかんが安い!だけど荷物が重くなるので我慢…。


ジャムや乾物もあった。


歩いていくと少しずつ道がひらけてくる。
あと1時間くらいで山頂だ。

登りが続く。


左手には富士山という贅沢な登り道。


ここまで来たらあと少し!



山頂

最後の舗装道路を歩いたら、山頂に到着!

山頂!かわいい動物たちがお出迎え。


山頂のトイレ。手洗いの水道は凍結防止のため使用不可だがトイレは流せる。


ベンチや広場が多く、混んでいても大丈夫そう。


お昼休憩。フリーズドライのおしるこがおいしかった。

おしるこを食べて暖まったものの、風が強かったのでとても寒かった。
休憩は30分くらいにして、早めに下山することに。


下り編

下山スタート。
くまちゃんが道を教えてくれる。
地蔵石コースと書かれている道を進む。

木彫りのくま。かわいい。


階段を下る。左手には牧場の電流柵が。触れないよう気をつけて。


階段が終わると山道が続く。


一部倒木などがあるが比較的安心な道が続く。


そして舗装道路に出る。


下山から1時間ほどで消防署にあるトイレに着く。とてもきれい。


丹沢姉妹とご対面。


どんどん下る。急斜面なので気をつけて。


舗装道路を降り続けると大通りに出る。
山北駅までのルートは案内板があるので迷うこともない。

ずんずん歩いて行くと、途中でおじちゃんに声をかけられた。

道を間違えた?と思って近づくと、なんと大根をくれるとのこと。
知り合いにもらったけど食べきれないから持ってってほしいと言われたのだ。

うれしかったが想像よりかなり大きかった!
断ることもできずありがたくいただくことにした。

でかい!大根を抱えながら駅まで歩く。


山北駅に着いたらお待ちかねの温泉。
さくらの湯に入ってすっきり。

山北駅改札の反対側にあるさくらの湯。

その後電車でうとうとしながら、無事家に着いた。


ごはんと行動食

持参した食事関係をまとめていきたい。

朝ごはん

朝バナナを行きの電車で飲んだ。
食欲がなくても補給できるので、登山では活躍中の朝バナナシリーズ。

だけどエネルギーはこれだけでは足りなかったみたいだ。途中ふらついてしまったので、食欲がなくてももっとエネルギーを取ってから登った方がいいと感じた。
今度はウィダーインゼリーにしてみようかなと考え中。


行動食

ラムネとみかんのドライフルーツ。
ラムネはぱくぱく食べやすくて気に入った。
だけど朝ごはんも足りていなかったからか途中お腹が空いてしまった。
念のためのエネルギー源として、チョコ系は常に持ち歩こうと思う。


お昼ごはん

おしるこのフリーズドライに初めて挑戦。お餅はお湯でふやける極薄のもの。とてもおいしかった!
あとはスニッカーズミニを2つ。
飲み物は白湯。

今までホットドリンクで体を温めていたけど、食事で温まるのもいいなと感じた
次回もおしるこにする予定。


飲み物

今回初めてやってみた試みが、ナルゲンボトルにお湯を入れるというもの。

冬は冷たいものを取るとトイレに行きたくなるのでその対策として考えたのだが、これがかなり良かった!

朝は家からお湯を入れていき、お昼は保温ボトルのお湯を入れ替える。

入れた直後は暖かいのでカイロ代わりにもなる。
歩いているとほどよく冷めるので飲みやすいし体は冷えない。
冬場の登山はこれで決まり!


次回に向けて

①カイロを持っていく

登山口までの移動とお昼休憩時はとても寒かったので、保険としてカイロは持っていこうと思う。
特に手先の冷えがひどく、カイロがあれば…と何度思ったことか。


②体調を整えて登る

実は今回体に無理をして登ってしまった。
ずっと忙しい日々が続き、でも山に行きたいと焦って、あまり眠れないまま登ってしまったのだ。

途中ふらついてしまうし、寒さにやられてしまうしで、体調の悪さを痛感。
なによりいつもより自然の美しさを感じ取れない気がしてすごく悲しかった。

安心のためにも、そして楽しむためにも、体調が良いときに登ろうと決めた。


安心安全の大野山登山

登り初めの大野山。
そして初めての真冬の低山。

気温や風が心配でドキドキで挑んだけど、案内板や木彫りの動物たちが迎えてくれて、地域の人たちの優しさにあふれる登山になった。

体調不良でも無事に帰ってこれたのは大野山だったからだと思う。本当にありがたかった。

だけどやっぱり元気なときに登りたい。
山はいつでもそこにあるから、焦らずゆっくりと登山を楽しんでいきたいな。



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