私が看護師を選択しなかった理由



また私の書き散らしになります。

まだ絶賛就活中ですが、看護学部に入ったくせに企業の総合職の就活をしています。

つまり、看護師という選択肢を完全に閉ざしました。

一応国家資格は大学生活の集大成として取ろうかな、とは思っていますが…。

「資格を取る学部だからと言ってその道に進まなくたっていいんだよ」という私からのささやかな訴えです。

そもそも、教育学部に行って教員になる人が何人居ますか?法学部に入って弁護士になった人は何人居ますか?

確かに、医療というのは専門性が高い分野でもあり、知らない人から見ればかなり閉鎖的な学部かと思います。ですが、私としてはこれくらいのフラットな気持ちで考えて欲しいなと思います。

元々、看護学部を志した理由として、「お金いっぱい稼いでライブ沢山行きたいな~」「沢山休みが欲しいな~」「社会貢献というものはやってみたいからいいかな~」「元彼(その当時は彼氏ですが)も医療系だし、お互いの職種理解も高いし勧めてくるしいいかな~」という感じで決めてしまいました。

そして入学して最初の1年はよかったんですよ。専門分野であり、今まで医学の医の字も知らなかったのでそれなりに勉強も面白く、しっかりと夏休みもあるし。

しかし、それが幻影だと気がついたのは1年生後期からでしょうか。

「看護師になるために」をスローガンに掲げられ、勉強する日々。個人的な人間としての成長や他の大学と比べたら刺激的な体験も少なく、「職業訓練学校だな」という印象を持ちました。

そこから、実習を通して劣悪な職場環境であったり、教員の指導の雑さが目に付き始めました。

ここで、私の1番キツかった実習のスケジュールを貼っておきますね

5時半 起床 記録を書く

7時 自宅を出る

8時~16時 病院実習

17時 帰宅&食事など

20時 とにかくグループメンバーと励まし合いながら記録を進める、時には電話で起こし合ったりする

1時 すごい!こんな早く終わるとは!

全く盛っている訳ではありません。が、こんな非人道的な実習スケジュールをこなしていくと、ここまでして手に入れたいものとはなにか?とかここまでしないといけない理由はなにか?と自分が分からなくなって行きました。

また、実習に行けば行ったで、挨拶は無視、「貴方看護師に向いてない」「明日から来なくていいよ」「あなたに割く時間が無駄」「こんな事もできないの?」と言われます(もちろん優しい所もありますが)

実際に、徹夜で書いた記録を投げ捨てられたり、実習生を見るだけで舌打ちしてくる人などもいます。

普通の会社で置き換えて考えてみて下さい。こんな事したら普通にパワハラですよね?

実際、就活中に自分の実習経験を語ると「それほぼ仕事だよね」「そんな辛い経験してきたならなんでもできるね」等々言われました。

教員も教員で、生徒への依怙贔屓がすごい。嫌われた子は実習中毎日泣かされてたり、雑用を押し付けられたり。

好きな子には、漢字の間違い等をわざわざ訂正したり、お昼休憩に雑談しに行ったり。

どこの中学校だよ?と思うレベルの人間関係のレベルの低さ…。

普通に、こんな人達と一緒に働いていけないなと思いました。

実習中って、泣いてる子もいるし、体調崩して休む子も居れば、下手したら精神を病んでしまう子もいます。

ここまで追い込む必要が何処にあるんですか?

こんな仕打ちを受けて、就職したら優しく教えます!とか言われて誰が信じられるんですか?

だから、私は就活をしました。

別に探せば休める会社も給料が沢山貰える会社もあります。

高校生の甘い考えの自分を責めても仕方ないですが、間に合う段階で早く気がつけて良かったです。

ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、メリットもあると思います。私は論理的に話すことが苦手だったのでその練習にもなりましたし、コミュニケーションスキルに磨きがかかりました。

あとは、とにかく精神力とか根性とか、そういうメンタル面もより強くなったと思います。

だからこそ、就活でもそこまでメンタルやらないんだろうなと自分でも感心するばかりです。

本当に、悔やんでも仕方ないのでむしろ今は面接の話す話題が増えてよかったと思うばかりです。

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