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人に甘えたくて旅に出る。大阪へ

社会人になって一発目の旅行は、大阪旅行へ。
1泊2日の弾丸旅行。
目的は、友だちに会うこと。
会って、話しを聞いてもらって、元気をチャージすること。
そんな利己的な旅を快諾してくれた友だちには、大感謝です。


日々とにらめっこしてるのは私だけじゃない。

ただ、友だちに会う。
それがこの旅の目的だったから、
大阪のどこに何があるのかも分からないままに、
早朝の成田から関空へ上陸。
なんば駅に友だちに迎えに来てもらい、合流できました。

さっそくおいしい関西最古のオシャメキシコ料理をいただきました。

2軒目はカフェへ。

初の堂島ロール。みんなで分けっこ。

仕事の話、恋の話、共通の仲間の近況話。
お上品なお紅茶と飲みながら、
懐かしい思い出と新鮮な近況がまじりあって。

離れたところに住んでいるけれど、
みんな同じ量の時間が流れていて。自分なりの方法で、
日々に向き合ってきたんだって。
そんなことをケーキとアイスをつつきながら実感していました。

要は、
私とは違う角度かもしれないけれど、
みんな毎日大なり小なり波を越えて生きてきたんだって。
大げさだけど、感覚的にはそんな感じ。伝わるかしら…

多様な受け皿をもつ大阪。

初めて来たわけではなかったけれど、
大阪をしっかり観光するのは初めてでした。
インバウンド向けの弓道や射的体験のお店も多く、驚きました。
同時に地元民向けの立ち飲み屋やちょい飲み屋やちょい寿司屋など
フランチャイズされてないディープなお店が立ちならんでいました。

初めて食べたどて焼きと紅ショウガの天ぷら

大阪のお店は、店員さんとでも、機械的にやりとりじゃなくて、
人と人とで話している感じがして、
とってもよい!これこそ人情!と思いました。
立ち飲み、ちょい寿司カルチャー最高です。

初のメイドカフェにも行ってきました!メイドさんの髪つやつやだった…!

何も覚えていない大切な過去

実は大阪に5~6歳の2年間だけ住んでいたことがあります。
2日目は、灼熱の中、電車とバスを乗り継いで、
以前住んでいた街と幼稚園を見に行きました。

転勤族だったこともあって、
昔住んでいた場所にもう一度行く旅を時々しています。
その場所と自分との結びつきを取り戻したくて。

さあいざ訪れてみると、まるで見知らぬ土地でした。
幼稚園は何年か前に台風で屋根が吹っ飛んで、
改装をしたと聞いていたけれど、見覚えのある遊具がいくつかあるだけで、じわじわと湧き上がる懐かしさは皆無でした。
この先に自分が住んでいたマンションがあるはず、
そんなぼんやりとした記憶は全く頼りにならず、
結局灼熱の中を歩き続けただけでした。

新しい場所との結びつきが増えたということですね。
少し切なかったです。

緊急連絡先が5人いれば生きていける。

なんば駅沿いで友だちと夜風に吹かれながら、
色んな話をしました。本当に色々話しました。
そのうちの一つが「緊急連絡先」の話。

私は、友だちが少ないです。
それを気にしていた時期もありました。
でも、数年前に一時的にパニックになってしまったときに、
誰かに連絡しようと思いました。
友だちが少ないことを恥じてきたけれど、
その時、気づきました。少ないけれど、ちゃんといる。
唐突に「今電話してもいい?」って連絡できる人がちゃんといると。
そういう人が片手分だけでもいれば、生きていける、
それがここ最近の私のライフハックです。

そんな話をしていたら、
「えりちゃん、私にも連絡していいんだよ」と友だちは言ってくれました。

終わりに

常に孤独は隣にあるものと思う派なのですが、
ここ大阪にも、私を知っていて、気にかけてくれていた人たちがいる。
それがほんのり可視化された旅でした。嬉しかったな。
仕事もキャリアも基本的には自分の人生のことだから、
一人で向き合うものだけど、なんか完全な孤独ではないのかなって。
そんな温かい実感を2日間で浴びて、ほかほかになって東京に帰りました。

ねえさん、すずちゃん!ほんと、何から何までド暑い中ありがとう!



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