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あられ飯#3

よく行くごはん屋さんでのこと。

私以外の5組のお客さんが
それぞれみーんな知り合いだったらしく、
椅子を移動させて円をかいて
皆で飲み始めた時。
の、こちら、ひとりの切なさ。

ぐいぐいそこに入っていくか、
その輪はお断りよ私はおひとり様~
と割り切ってかっこよくワインを流し込むか、

どちらかの気持ちを選べたらいいのに
わたしはどちらも持ち合わせていて
その空気のシュールさに
笑いが込み上げるのを楽しむ人間です。
なかなかすんなりいかない人生ね。

年々、ひとりが楽になる一方で、
身に起きた喜怒哀楽事例を
すぐに共有できる相手が
必要だとも感じる30代半ば。

いや、私、友達もたくさんいるんですけどね、
段々とそれぞれに居心地の良い場所を
皆見つけ始めていたり、
結婚、子育て、仕事、毎日を生きてる。

その生活風呂に浸かりながら
私のくだらない気付きを同じ熱量で
アッハッハッて笑い合ってくれる相手、
どこかにいるのだろうか。

そんなある日は、有難いことに
私の友達の中でもわりと気軽に会ってくれる
友人とお茶、からの家で鍋パをしたのです。

幸せの極み。
意味のわからない劣等感も罪悪感も
一つ二つ山を越えた向こう側に
見事に飛んで消えていった
なんとも透き通った濃い夜でした。

お家に帰ってからも
あったかくてさっぱりしたご飯を
と思って、桃ほっぺと長にんじんの
根菜コンビを使ってみました。

煮汁が桃ほっぺのピンク色に少し染まってて
とっても可愛らしい…☺︎

鶏肉と桃ほっぺ、長にんじんのマスタード煮


〈材料・作り方〉

・鶏もも肉 1枚
・桃ほっぺ 1/2本
・長にんじん 1/2本

・ローリエ or ローズマリー 1枚
・にんにく 1欠片
★醤油 大さじ1
★お酢 大さじ1
★白ワイン 大さじ2
★塩 ひとつまみ
・りんご 1/2個
・粒マスタード 大さじ2

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下処理
・鶏もも肉は塩胡椒をふって馴染ませてから
 ひと口大の大きさに切る
・桃ほっぺ、長にんじんは皮を剥いて
 乱切りやいちょう切り
・にんにくみじん切り
・りんご皮を剥いて擦りおろし

1.フライパンにオリーブオイルを敷き
  ローリエ、にんにくを入れて
  中火〜弱火でテンパリングをする
2.鶏もも肉を皮から両面しっかり焼く
3.肉に火が通ったら野菜を投入し一緒に炒め
4.野菜に火が通ったら★を入れて
  全体に味を馴染ませるように
  混ぜながら火を通す
5.火を消して、最後にりんごと
  マスタードを入れて馴染ませる

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マスタードとお酢で甘酸っぱい
赤ワインだけでなく白ワインにも合う
洋風な煮物といった感じです。

この味付けなら
鶏肉+他のどんなお野菜でも
美味しくできて作りやすい◎

あ、それから今回私は
イタリアで買ってきた
トリュフ塩を使って大満足です~!
香り高く作れて幸せ…!

それから、
粒マスタードが好きなので大さじ2ですが
辛さ控えめがいい方は減らしてね。

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