『揺れる花』読み解きから見えたこと

ミケネコガールズ、リーダーのあやかさんが個人のSHOWROOM配信にて自身の作詞曲について、その楽曲ができるまでの経験を話してくれていた。その際に、あやぴ(※以下、リーダーあやかさんのことは"あやぴ"と表記する)解釈から見えた今回は『揺れる花』の世界観。「働く社会人のみんなを応援したい」そんな意図があることを、聞いていた楽曲なだけに。聞き取れた誕生秘話までもが面白く、興味深いものでした。食い入るようにこの日の配信に注目していた自分がいて、気持ちがワクワクしたのを覚えています。本当によくできたあやぴ作詞曲だと思いました。(それは作曲された堀江Goldeeの中根さんとのタッグで完成された良さもあってより歌詞が響くのもあると思っています)素晴らしい楽曲です。

ここからの内容は、あやぴがこの日のSHOWROOM配信内で語っていた内容を、僕自身が聞き、受け取った内容のメモを元に、再構築させた内容となっています。できるだけ、あやぴ自身の言葉、ニュアンスが無くならないように努めたつもりではありますが、どこかしらで違和感を覚えることはあるかもしれません、その点はご理解ください。


【作詞あやぴ『揺れる花』読み解き】
テーマは社会生活。作詞にあたっては、メモアプリよりも、ノートにアイディアを書いたもので膨らませて書いた曲。その理由は、曲の構成を目で見てゆっくりと考えたかったから。

Bメロが重要ポイントとなってくる。サビとかも意外と重要、この曲ストーリー性が強い内容。全部が大切やけど、Bメロはあやぴが書く上でいちばん大切だった。ほぼBメロのために作った曲だといえる。あんまりメモが少ないのがこの曲の特徴。

「作詞はどれくらい?」
→曲聞いた時から歌詞がほぼ浮かんでた?書き始めたら早かったけど、一週間はかかったと思う。一日だけ集中して書いた覚えもある。



『揺れる花』
◎1番
「退屈な日々をポコスカパンチ
〜曲がり角で君とぶつかり合って…」

→楽しい感じにしたくて、そのままかな。どういうテンションで作っただろう?日々は退屈ですって言う主人公がいて、日々を変えたいって思ってわーーとなってるイメージ。食パンをくわえて家を出てぶつかる、ほんと最悪。でもそのぶつかった人はタイプの人じゃないし、よくあるドラマみたいなことは人生では起きないのよ、とAメロ。

… までは夢のような出来事、
「ごめんタイプの人じゃないよ」

→それが現実

「お願い聞いてほしい」
→アイドルらしさを、出したかった。アイドルの曲だからこそ言えたりできる。

「逃げ出したいこともあるけど
今は戦わなくちゃ」

→逃げたいこともあるけど、いまは戦う時だよ。ミケネコガールズが言えることによって、聴いてるみんなも「がんばろ!」って思えたら嬉しいかな。逃げるなよ、じゃない。戦おう!ってこと。

「絶対いい事あるって 星占い1位だし」
→朝の星占いは、一日のはじまり。1位って言われてるし、絶好調なはず。自分を信じるしかないからね。

「いつだって自分を信じて生きてやれ」
→自分を信じて生きていこう。「〜やれ」なのは、女の子?っぽくない?でも歌詞全体が"可愛い"からこそ、ここで強く強調した。



◎2番
「頭のネジ1つ緩めなくちゃ
やってられない話は飽きた」
「上の空で聞いた話に相槌
上手く返せず怒られた」

→ちょっとのミスでそんなに怒る?頭のネジを一つゆるめなきゃ、その会話は聞いてられない(頭には入ってこないもの…)話はもういいよ、でも聞かなあかんな〜とぼーっとして他の考え事とか考えてると…急に振られて「話きいてない!」と思われ怒られる、
そんな人生。
※情景をイメージして書いた。
※実体験でもある

【中略:Bメロ ※後に説明】

「それぞれ人は違うって!
型にはめようとしてもダメよ」

→ちゃんとできる大人って、変な形に人を当てはめんでもいいよーといえる、そんな人だと思う。"できるできない"には個人差があって当然のこと。人が求める"普通"の感覚はそれぞれで。違うのだから。

「絶対いい事あるって星占い12位でも」
→2番が社会人を意識して作った歌詞。マイナスな感じのことが多い。"12位"やったから、もっと頑張ればいいよーってわけじゃない。嫌なことがあっても自分の可能性を信じて頑張っていこっ!と気持ちを込めた。

「どんなに辛くても
一人ぼっちじゃない大丈夫」

→なんで自分だけできへんのやろ〜同じように悩んでる人もいる。自分だけじゃない、あなただけが一人じゃない、そんな世界に(あなた一人が)取り残されてるわけじゃないよ。(ここで)ミケネコガールズがいつもついてるよ!と、背中を押す意味を込めている。「通勤通学でも、ミケネコガールズがついてるよ!」通勤通学で聞いてほしい、がんばる人への応援ソング。

「星占いどうでもいい」
「いつだって自分を信じて生きてやれ」

→自分を信じて生きていきましょう。
  


〈メロディーについて〉

メロディーは、作曲中根さんが歌ってくれたものを送ってくれた。「この歌はこれしかない」聞いてすぐにこの曲はもうあのイメージが「花」の曲やな〜っとのイメージが。あやぴにはあったそう。だから「花」のつくタイトルにしたかった。中根さんのことはすきなのでね、聞いてください。(ここで中根さん歌入りメロディーを一緒に聴く)

(聴いた後)中根さんが「ハナー」と歌ってるように思えて、あやぴが仮歌をとった。メンバーにそれを聞かせると「花花いうてる〜」と受け取るイメージは一緒だったそう。そして最終的に『揺れる花』とタイトル決まった。まず「花」というイメージを受け取れたこと、中根さんが「ハナーのハナーなの」(そんなフレーズをあやぴが例えて言っていた)と歌ったものを送られていなかったとしたら…『揺れる花』の世界観はあやぴから、生まれていなかったのかもしれない。


〈ここからBメロの説明になります〉

「揺れてる花は上機嫌?風に吹かれても
流されずにずっと咲いている」

→重要な意味がある。(人生は)ドラマのような世界ではない、やってられないって思うことだってある。花は気楽でいいよな〜って思うかもしれないが、決してそう捉えて終わりではない。

「〜上機嫌?」※?である意味が深い
楽しそうな人を「花に」置き換えている。(例えば:通勤電車内、出勤するわたしと、遊びにでかける楽しそうなあなたを見て)
上機嫌?だと思える人って実は…
"ほんとに上機嫌?なの??"
→その人はずっと楽しいわけじゃなくて、その人なりに頑張ってて(今を楽しんでいる?)背景がある、必ず。

だからこその「〜上機嫌?」
→揺れてる花は風にゆられても頑張って咲いてるんだよ〜ってこと。
※その「流されず」には人それぞれに速度や体感が違うのかもしれない(ここは個人的解釈)

「揺れてる花は上機嫌?」
「風に吹かれたら流れに任せて上手く咲け」

→あなたに語りかける。自分は思った意見をいいたいけど言わん方がよいのか?とか。時にはがんばらずに、人生とか人の流れにのって上手くやっていこう。たまには、流れに任せててもいいんじゃない?でも自分自身は強く、信じて生きていこうね。



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まだまだあやぴの世界観を知ったばかり。この先もミケネコガールズのリーダーとして、生み出してくれるモノに、自分なりにもアンテナ張って敏感に察知できたらいいな、と思っています。どんどん自らが持っている、色んな表現力の引き出しを生かして、僕らを驚かせてほしい!と。

期待をこめて。

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