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「Habit」セカオワが描き出す現代社会とは

SEKAI NO OWARI、6月22日リリースシングル「Habit」が4月16日のTokyo FM「The House」内にて初フルオンエアされました。

ここではその感想を記したいと思います。

最も好きなのが、イントロ。
二台のギターが左右に配置され、踊るように少し不気味な音階を頭の中を駆け巡っていく。
映画「ホリックxxxHOLiC」の容貌な雰囲気も感じられる。
本来であれば、左のギターのルート弾き的なフレーズは、ベースが担当することが多いが、両耳から異なるギターの音色が聞こえてくる点、かなり印象的で聞いていて中毒性が抜群。

Aメロからはベースとドラムが加わり、メロディはラップに近い。
リズムやメロディーが途中途中で変わるのもよい。
途中のピアノ、そしてラスサビ前のベースがかっこよすぎる。

「陰キャ陽キャ君らは分類しないとどうにも落ち着かない」
「持ってるのに悟ったふりしてすかしてるうちに不安になっちゃったりする奴」
「大人の俺が言っちゃいけないこと言っちゃうけど説教するってぶっちゃけ快楽」
「なにそれそれでWin Winじゃん」
「すぐ世の中金だとか愛だとか運だとか縁だとか」
などセカオワらしい、包み隠さない正直でまっすぐな、心を突き刺すフレーズが多い。
こういうところがとても好き。

曲中にたくさん出てくる「○○な奴」がまさに自分に当てはまってしまうことにちょっとドキッとする、、、

現代社会に対する皮肉を交えつつも、
自分とは何か、
習性(=社会で”普通”と言われること)に従う私たちが、今、自分自身を見つめなおすべきでは?というメッセージを感じました。

攻撃的でありながらも、愛のある言葉が垣間見える、セカオワなりの応援歌。これからしばらくはこの曲1曲リピートですね。


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