Twitterで「一週間0フォローハンスト」を刊行したら、思いのほか快適だった件
顛末
下記ツイート参照あれ
4月5日の夕方から夜にかけて、2300近くいたフォローをすべて解除して0にしました。
まだこの時点ではどれだけのフォロー数がいたらタイムラインから外されるのかはっきりしていませんでしたが、どうやら2500あたりからシステム上の制約がかかってくるようです。
しかしたとえフォロー2500以下でシステムから制約は受けなかったとしても、「フォロー>フォロワー」で人格を否定されている事実は変わりません。そのまま『ハンスト』を実行することにしました。
――「ハンスト」とはいっても、本来の意味である「ハンガーストライキ」……断食を決行していたわけではありません。なんかこう、今回の行為について「目を引く単語」が欲しかったので「ハンスト」の言葉をつけました。
実際、今回の行動は自分にとって「情報の断食」になるはずだったのですが、あとあと話す事情で「情報の飢え」に苦しむことは全くありませんでした。
「フォロー>フォロワー」で見下されるわけ
しかしTwitterでフォローが多いことはそれほど変ではないと思うのです。それだけ他人の言動に関心を持っているというわけなので、むしろ積極的な一視聴者として歓迎されるべきはずです。
それがなぜ、フォロワーより上回っていることを指弾して見下されないといけないのか。
今ちょっとググってみたら、かの人のツイートが出てきました。
「フォロー>フォロワー」な人は社交性がなくて自己中心的なのだそうです。だから敬遠されると。
でも「フォロー<フォロワー」でも自分勝手なやつは結構いるとおもうんだけどなぁ。それにフォローが極端に少ないというのは、Twitterでの社交機会を放棄しているだけなのでは? とも思うわけです。
いやまあ、「フォロー>フォロワー」の人が非社交的で利己的だったとしましょう。だからって人格を否定されて敬遠されるのは違くないですか? Twitterやめてどこか消えてなくなってくれと? ――自分の憤りの源はそこです。
VTuberや某フォント職人に人格を否定されるようなことを言われた時に、激しい憤りを感じつつも「自分はフォロワーがほしくてフォローしているわけじゃない。その人の言動に興味を持ってフォローしているだけなんだ。こんなアホのいうことなんか放っておけばいい」と無視を決め込んでました。
しかしオープンソース化されたTwitterのアルゴリズムで「フォロー>フォロワー」だとツイートがタイムラインからハネられること、さらにはそういった人がフォローしている人の中にいた場合も影響を受けることが明白になりました。
いやもう愕然としましたね。これじゃあ賤民扱いやん。
でもTwitterの運営に怒りの矛先を向ける気はありませんでした。こういうアルゴリズムを組んだのはスパム対策のためだからです。対策しても対策しても減らないスパムに運営はいたちごっこの徒労を強いられているだけなんです、昔から。
許せないのは、フォロー数がフォロワー数を上回っているというそれだけのことでいとも簡単に人格を否定する連中なんです。
じゃあ今いるフォローを全部解除してやる。フォロー数を0にすれば文句ないやろ?
何かうまいやり方があるのかもしれませんが、一つ一つ手作業で2300近くあったフォローアカウントを解除していきました。
しかしそれは同時に、今まで見れた情報がもうタイムラインに流れてこないということでもあります。暇あればTwitterを見ている身としては断腸の思いです。
かくして、フォローしていたアカウントを全て解除し終え、ようやく0フォロワーに。ああ、これで寂しくなるな……
とおもったら。
タイムラインは止まらない。どころか日に日に元通りに
0フォローにした当初においても、タイムラインが完全に止まることはありませんでした。いや、「フォロー中」のタイムラインはびったりと止まっていましたが、「おすすめ」タブのタイムラインは知らない人のツイートでぱらぱらと流れていました。
あまり関わりのないジャンルの人たちのツイートでしたが、それでも暇つぶしに読むには十分でした。
丁度その時、Synthesizer VのボイスバンクにかねてからUTAU界隈で人気だった古株キャラ「重音テト」がデビューするという話題が持ちきりで、0フォローの僕の「おすすめ」タグのタイムラインにも関連のツイートが流れてきました。
そのツイートに「いいね」をすると、あとからあとから重音テトのファンイラストがタイムラインに流れてくるようになりました。それに関連してか、初音ミクやら結月ゆかり、果てはボーカロイドですらないVTuberのがうるぐらのイラストまで流れてきたので、それらにも「いいね」すると、ほぼほぼ前の雰囲気に近いタイムラインが完成しましたとさ。
0フォロー以前のタイムラインと違うのは、
今まで関わったことのない、知らないジャンルの人のツイートが多くタイムラインに混ざっていること。これは悪いことではなく、むしろ刺激になってます。
DMのスパムが無くなった。以前のフォローの中にスパムのトリガーになるアカウントかあったようで。なお、DMは一旦閉鎖しました。
エロイラストがあまり流れてこなくなった。これはそれまでフォローしていたエロ系の絵描きアカウントを別垢のフォローに切り替えたせいもあるかも。これで、満員電車の中でも安心して流していられるタイムラインになった。
0フォローにしてから二日三日で、快適さを感じるようになっていました。
ツイートへのいいねやRTでタイムラインをコントロールできるなら、では果たしてフォローすることに意味はあるのでしょうか?
義理? 推し活? 愛情? 信頼?
なるほど、それらにネガティブな意味合いはないと思います。しかしながら、それでもフォローがフォロワーを超えて積もれば、非社交的で利己的とネガティブに評価され、人格を否定され、差別されるわけです。
じゃあもうこのままフォロー0でいいんじゃね?
本来なら一週間ほどフォロー0ハンストを続けたあとにある程度フォローを戻すつもりでいました。しかし、わざわざそんなことしなくても、コントロール下の「おすすめ」タイムラインで、フォローしていた人たちのツイートは把握できるやん…!
というわけで、期限後もこのままフォローはやらない方針でいこうと思います。
実は失敗していたフォロー0ハンスト
なお、期限以降は「フォロー0」を標榜するつもりはありません。多分必要性に迫られてフォローする可能性は十分にあります。その際は普通にフォローさせていただきます。
先週末の深夜、別のアカウントと間違えて、とあるローカル系VTuberのアカウントをフォローしてしまってました。翌朝気がついて慌てて解除しましたが、手違いとはいえ失敗は失敗。(このVTuberについてはもう少し動画見せてもらってからnoteで紹介させてもらいます)
こういった事柄もさることながら、他にも懸賞や企画、イベントなどへの参加などで必要性があればフォローすることもあると思います。
これを書いている間も、「Twitter」という会社が合併で消失していたりと、先行きが見通せない状況がまだまだ続きそうです。アルゴリズムも今後大きく変化することも考えられます。その時は臨機応変に対応していきたいと思います。
(年数とフォロワーが対比される? そういう「比例数ポルノ」みたいな輩はどの業界にもいるんで今さら気にしません。その観点から偉そうにモノ言う輩はブロックで)
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