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ぼーっとしてる時に思うこと

私は何もないところから感動が生まれることを凄く不思議に思う。そしてそれと同時に、常に自分が何かを考えていることも不思議に思う。

確かに、お腹が空いているときにお腹が空いたと思うのは生理機能として正しいと思うし、何か一つの物事に取り組んでいるときにそれについて考えることは別に不思議ではない。でも私は特に何もしていないとき、つまり窓から見える屋根と空との境界線をただ見ている時でさえ何かを考えている。

屋根と空の境界線なんてそんなものはどこにでもあるし、特別綺麗なものでもない。でも、ぼーっと見ていれば見ているほど、私にはその屋根と空の境界線がとても綺麗なもののように思えてしまった。

なぜかは分からない。屋根と空との色合いの調和に感動したのか、それとも目前にある景色を鮮明に映す瞳とそれを処理している脳の神経伝達の速さに感動したのか、それとも境界線の何とも言えない不鮮明さに絵画上達の兆しを見つけて感動したのか、もしくは全く別のことで感動したのか、よくわからない。

でも多分私はぼーっとしているときはそんな風な考え事がすごい速さで、自分でも意識できているかできていないか分からないくらいの速さで、ぐるぐると自分の頭の中を回っているんだろうと思っている。

そして私は一体、こんなことに何の意味があるのか不思議に思う。ぼーっとしているときでも、私の脳は動いていて、私は確かに自分の脳が何かしらの仕事を行っていることを感じてはいる。これが付加的な要素なのか、それとも必要不可欠な活動なのかも私には分からない。

こんなことを、今日ぼーっとしているときに思っていた。
まだまだ分からないことが沢山あるなぁと自分の無知さを改めて感じた日。

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