自分がもうすぐ母になる。そこでこの気持ちの塊が何かを知る。
さっき、ついに私は気づいてしまった。
私は小6までお菓子をほぼ作ったことがなく、
2色のアイスボックスクッキー、いや、むしろクッキーさえも
どうやってできるかさえ知らなかった。
父は、板前の経験、クラブのフルーツの飾り切りの経験があるし、
母も料理上で。手作りおやつも出てこなかったわけじゃない。
パンの耳のラスク、ポップコーン、綿飴の機械、
ホットケーキミックスのホットドックでも、
他の家庭のそれではないものばかりだったけれど、
それが嫌だと思ったこともない。
むしろ大好きだった。
なんだけど、旦那と出会って、
旦那のお母さんが家族や私にしてくれる事を見ていたら、
もちろん、宗教的に買った物が食べれないことも多くて手作りをしているのだけれど、
クッキーやケーキ、パン、アイスクリームなんでも手作りで、感動をした。
なんだか、私の知ってる世界とは違う、家庭の幸せを垣間見たような感じで、
すごく羨ましくて、気づいたら、
私も、そんなことしてあげられるお母さんになりたい、
みたいな考えがどんどんぐるぐるして、
ワッフルメーカーとか、ホームベーカリーとか買いたくてたまらなくなってる。
子供とたくさんお菓子作りたい、料理一緒にしたいって、
実は気付いてなかったけど、私も、親と料理をしたりしたかったんだってことにきづいた。
うちは、お手伝いをさせてもらえなかったので、
火が使えるようになってもなかなか料理をする機会がなかった。
親は家で仕事をしてるけど、かなり忙しくて、私と一緒に何かする時間が少なかった。
じつは、気づかなかっただけで、私は寂しかったんだ。
一人っ子だったし、両親の結婚も少し遅かった。
ついに、自分の中で色々と繋がった気がする。
私が今まで何かわからず抱えていた塊が、
寂しくて、親に構って欲しかった。
と言う感情だったと言うことを知った。