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#何処で発声してるんだよ
異世界転生してきたらしい救世主(自称)が諸事情で全く使い物にならない件
「壊すだけの俺の力…、まさか活かせる場所があったなんて」
不意にこの地を訪れた異世界の男は、確信めいた様にそう告げた。
「タケル君。俺の力で世界を」
「いや、志は伝わるけど」
とタケルは遮った。
「救世主?みたいな面倒なの、俺なりたくないし。それにあんたさ、…首じゃん」
「タケル君」
「生首じゃん、無力の」
…説明が必要ですね?
目の前に置かれている首は、どうも異世界?から来たとか