よりよく生きるため

初面接。緊張と焦燥に嗚咽を漏らしながら会場へ向かった。
思ったよりも事はすんなりと進み、ものの数十分で採用の話が進んでしまった。
マニュアルブックを貰ったが、用語の多さにクラクラする。A4ノート3ページ分はあった。
前日に外を歩き回った疲れがまだ残っていたのか、帰ってきてからはほとんど動けずにベッドに伏していた。
面接中に感じた、店長さんの朗らかな雰囲気。そしてその裏に見え隠れした威圧感を思い出しては苦しんでいる。この先あの人と共に働かなければならない。従わなければならない。
それがただ恐ろしかった。何となくだけれど。
優しい人ばかりに囲まれていた事をやっと自覚して、何とか吐き気を抑えてご飯を食べてお風呂を入るところまで済ませた。最低限の自己肯定感を保たせたところで、やっとnoteを執筆している。
シフトの申請をしながら、あぁ忙しい時期にバイトを始めてしまったな、なんて今更なことを思う。
5月に心理検査も控えていて、体力の消耗が激しそうだな、と気付いてから自分の計画性の無さを恥じた。
夏に旅行も控えているので後には引けない。とにかくとにかく必死に生きる、ただそれだけなのだと思う。

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