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天智天皇といえば、わが衣手は露に濡れるか

近江神宮の御祭神は天智天皇です。
天智天皇といえば、百人一首のトップバッター。

あきのかりほのいほのとまをあらみ
わが衣手ころもでつゆにぬれつつ

百人一首は意味なんかあまり気にもとめずに覚えたもんです。もうほとんど覚えていませんけど。

天智天皇の和歌の意は、
「刈り取られた稲の見張り小屋で、ただひとりで夜を明かしていると、葺いてある屋根の苫の編み目が粗いので、私の着物はぐっしょりと夜露で濡れ続けていることよ。」とある。

天皇がそんなところに一人でいるのは不自然で、創作だろうと思っていたが、もしかすると古代の天皇は今より自由にそんなこともできたかもしれないなぁ、といまは思うようになった。

映画『クィーン』で、エリザベス女王は自身で車を運転して(たぶん)領地を廻ったりしていたの゙を思い出して。

近江神宮 外拝殿
外拝殿から内拝殿
近江神宮の社殿

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