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紅葉の山科聖天、双林院に参る

京都山科にある毘沙門堂門跡の塔頭で、毘沙門堂の西側の谷にあるのが双林院で、山科聖天と呼ばれている。
小さな寺院ですが、わりと紅葉が楽しめました。境内にはナンテンの赤い実もあり、この時期の境内を彩っている。
ご本尊は大聖歓喜天、つまり聖天さま。

境内の入り口には鳥居が建ち、歓喜天の額が架かる。
お寺さんなのに鳥居と、いぶかしがる人もいるかもしれませんが、明治の神仏分離までは、神さまも仏さまもご一緒だった。
それが嫌いな人もいましょうが、私は好感をもっています。

歓喜天、弁才天、水天のように仏教の天は、もともとはインド古来の神さまだという。それが仏教に取り入れられ、仏法の守護神となった。
日本古来の神さまではないが、守護神もまた神。ならば、ここは神域。そうゆうわけで鳥居が建っているのだと思う。

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