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VTuberの一回性を解明する①

 (4月6日に投稿するつもりが仮眠に失敗してこんな時間に……ああ……。)


 本日は「VTuberの一回性」について考えてみたいと思う。

 去年か一昨年くらいにYouTubeのおすすめにVTuberさんの動画がピョンと出てきて「何これおもろ」と思い、それからよく見ている(もっぱらホロライブ。最推しは戌神ころねさん)。

 大手プロダクション所属のVtuberさん達は今めちゃくちゃ勢いがあってネット文化の最前線を独走、「飛ぶ鳥落とす勢い」ってこういうことか~と私は感嘆している。

 VTuber界隈は赤マル急上昇中ならではの明るいニュースが基本的には花ざかりなのだが、たまにVTuberの「引退」というニュースが飛び込んでくる。

 小まめに追っていたわけではなくて、たまに見ていた程度。それでもそのVTuberさんが「引退」と聞くと、なんともいえない悲しみに襲われ、「あ、心ってホントにぽっかり穴って空くんだなぁ」というくらいに自分でも意外なほどショックを受けた。

 引退→ショックという一見単純な図式であるけれども、「意外」の部分は一体どこから来ているのか。なんとなく思い当たる理由がぼんやりと見えてきたので、そのあたりの所を解き明かしていきたい。

 VTuberは、ざっくりいうと外側の「キャラクター」(A)と内側の「中の人」(B)で構成されている。AとBが合体したものがVTuber(V)である。

 VTuberが引退するのは、中の人(B)に何らかの事情または問題があった時である。

 Bが消えてもキャラクター(A)は残るので、じゃあ別の人が代わりに「中の人」をやればいいのかというと、その人はあくまでも「B’」(Bダッシュ)でしかなく、元のVTuber(V)に戻ったことにはならない。過去に、AはそのままでもBが変わったことで炎上し、プロジェクトが頓挫・中止となった例は存在する。A+B’ではVは再現されないのだ。

 VTuberはよくアニメ的だと評されるが、アニメと決定的に異なるのはこの部分である。

 アニメでも声優(中の人)に何らかの事情または問題があり、その結果別の声優に交代する場合がある。もちろんそのことで炎上は当然あるが、声優交代によってアニメのプロジェクト自体が頓挫・中止となることは数少ない。

 それは、一人のアニメキャラクターと声優さんはイコールではなく、それぞれ別個の存在であることを誰もが理解しているからである。

 は~ふだんこんなに理論めいた文章を書かないから今日の分の体力がゼロになってしまいました。すんません。ここからが面白くなるところですが続きは7日の夜!もしくはそれ以降!

 つづく。

①の続き


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