トレーニング前にやるべきウォームアップ3選
理学療法士兼パーソナルトレーナーである僕が、怪我せず筋肉に効かせやすくなるトレ前のウォームアップを解説。
ブクマして筋トレ前に見返せるようにしといてください。
①adductor side bridge
こちらは昨日話したが、筋トレによるバランスの偏りを改善しやすいエクササイズだ。
内転筋や腹斜筋群をメインに鍛えられるので、一般的なバーベルトレーニングで使わない部分を使うことができる。
足を台に乗せて行うと負荷が強いので、きつい場合は膝を乗せて行おう。
もっと詳しく知りたい方は、昨日の記事を見てくれ。
②胸椎伸展エクササイズ
胸椎は胸のところにある12本の背骨のこと。これをやることで胸椎を反る伸展という動きが出る。
特にベンチプレスやショルダープレスを行う前はやってほしい運動だ。
ベンチプレスでは胸のアーチを作る時に、この動きが必要になる。
胸椎伸展が出ないと、胸のアーチを高く作ることができない。
ショルダープレスでは、頭上へ上げきった際にこの動きが必要になる。
もし胸椎伸展が少ないと、代わりに腰が反ってきてしまうので腰を痛めやすくなるのだ。
超大事である。
③殿筋群のストレッチ
お尻にある筋肉のことを殿筋群と呼ぶ。
これらの筋群が硬くなると、股関節を曲げる動きが出にくくなる。
トレーニングで言うと、スクワットやデッドリフトの時は股関節を曲げる動きは必須だ。
股関節が曲がらないと、腰が曲がってきてしまう。
必ず行うべきと言えるだろう。
ちょっと伸ばしてみて「痛え〜」と感じる人は、硬くなっている可能性が高い。
しっかり伸ばしてくれ。
最悪の落とし穴
ただ最後に落とし穴についても話しておく。
これ知らないとウォームアップの意味がなくなる可能性もある。
それは「全員がやった方がいいウォームアップは存在しない」ということだ。
人の体は個体差があるので、自分の体に合った運動を行わなければ意味がない。
頭痛の人に胃薬処方しても意味がないのと同じだ。
自分の体をしっかり分析した上で種目は選定すべきである。
むしろ悪化する可能性もあるのだ。
これは煽りではなく、ガチだ。
例えば肩関節が明らかに柔らかいのに、さらに肩関節のストレッチを行うと、動きすぎてしまい怪我の原因となる可能性もある。
この場合、安定性を高める運動を行った方がいいと言える。
このように自分に合ったものを行わなければならない。
今回紹介した種目も、多くの場合やった方がいい種目になる。
参考までに聞いといてくれ。
ってことで今日の授業終わり
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