291.原因探しは要らない。

何か問題が起きた時、物理的な故障で元の状態に戻したいことならば、つまり修理する目的ならば、原因を探してそこを修復してあげればいい。

しかしながら、精神的、感情的なことにおいては原因を探したところで、自責や他責になりがちだし、より複雑になってしまう。

人は常に変化しているから、

「今、あなたがどう感じているか」

を見てあげた方がいい。

残念ながら、原因探しをしてしまうと「解釈」が優位になってしまって、自分の感覚を感じないようにしてしまいがちになる。

それは本末転倒で、感じないようにしてしまったら、また似たような現象を起こしてしまうから、原因探しなんて下手なことはせず、ただシンプルにあなたが今何を感じているのかを丁寧に見てあげて、選択し直す方がエネルギーが滞らない。

今思えば、過去のあなたの選択は失敗に見えるかもしれないが、その当時は、きっとあなたなりに一生懸命考えての選択だったんだと思うんだ。

そこから経験と共に、変容や気付きが起きて、今のあなたから見たら、絶対にあり得ない選択をしていたのかもしれないけれど、

その当時の自分を責めたり、起きてしまった出来事の原因探しよりも、当時なりの選択を認めてあげた上で、今の自分ならどうするか？で選択、行動すればいいのだと思う。

そう考えると、悩みというものは感情や本音をいかに感じてあげるかで、ずいぶん減るものではないかな。

色々な解釈がなくなったら、すごくシンプルになると思う。

○○が起こった。まずは事実をしっかり直視して、

今、とても悲しい。私は、起こった出来事に対してこう思っている。

と自分の本音を聴いてあげる。その上で、

では、今、私はどうしたい？

→選択、行動。

以上。

これだけ。

ここに変な解釈や原因追及はなかったでしょう？

まあ人間だからあれこれ考えたりドラマを起こしたりしたくなるのかもしれないけど、エネルギーをただ消耗するよりは、上手く回して循環したいよね。

私も今日は沢山の小さい頃の感情が噴き出してきて、ああ、ずいぶん大人ぶってシンプルな感情を感じないようにしてたな、と沢山感じてあげたよ。

正直、まだ感じないようにしているものもあるみたいで、なんか詰まっている感じがする。

原因探しや分析が大好きだったから、それはきっと感じないようにするための防衛だったんだろうな、、。

まあ、好奇心もあるのだけどね。(笑)←楽しむ程度ならいいのだけど。(笑)

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