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Flow【オリジナルソング】

鴨長明「方丈記」に影響を受けて作った曲。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

いい文章ですよね。物理学的にいうと、水の分子は次々に流れ去っている。けれども、私たちから見ると「川」というものがあって、絶えず流れているように見える。実は常に変化しているのに、そのことに気づかない。

そんな無常観を歌にしてみたいと思って作りました。

フロウ

水の流れに 映り耀う光
いつまでも 留まるものはないと語らず伝う

業炎のように 僕を焦がす怒り
焼き尽くされても 青く名残る懊悩

 ただ一つ 観える
 緩やかに 融ける

  流れ過ぎる時の鐘
  そして新しい言の葉
  僕の軸を捉えて揺さぶるもの
  抱かれる 慈悲の光に

夢の間に間に
隠る影の兆し
目をそらしても 逃げられない
低くうなる餓えた獣

 透き通る 記憶
 鮮やかに 消える
 何もかも 捨てる
 穏やかに 微笑む

  花を捻る心の音
  強く美しく響きあう
  僕の中を満たしてあたためる
  独り立つ 安楽の彼方で

  流れ過ぎる時の鐘
  やがて儚くも消えゆく
  囚われた心を 解き放つ
  開かれる 自由の旅路が

  Enlighten me
  Enlighten all over the world

楽しくいろいろやってます。ちょっと古めのゲームとか音楽とか映画とか好きです。最近は瞑想が趣味。よろしくお願いします。