【エッセイ】戯言(400)
仕事でショッピングモール内にある会社の直営店舗に向かう途中の出来事である。
ショッピングモールって言葉はよく使うが「モール」ってどんな意味の言葉だろう?
Googleで調べると「商店街」。じゃあ単に「モール」だけでいいのでは?
さて、ちょっとした野暮用を移動中に済ませようとなかなか繋がらないであろう損保会社に電話をしながら地下鉄の出口の階段を上っていた。
すると地上から美女が降りて来た。変態の私は彼女に目を奪われた。そしてそのまま体勢を崩して前に倒れた。
左手にスマホを持ったまま階段の角に手をついてしまった。どちらかの足のすねも打って痛かったが外傷もスラックスの破損もなかった。
美女の手前恥ずかしかった。
ふと我に返り、スマホの画面を見るとガラスの粉が吹いていて一瞬焦った。スクリーンカバーに使っていたガラス製のフィルムが割れただけでホッとした。
自分の変態さを恨むところだった。危ない危ない。
それだけ。
*ヘッダーは直営店の立入監査後、フードコートで食したポムの樹のオムライスである。
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