コロナになった私の忘備録

コロナに罹った。
とはいえ、もう約半月前のことですが。今は至って元気。後遺症もどうやらない様子で、まぁ、でも、無理しない範囲でゆるゆると過ごしてます。

隔離は7日間だったんですけどね。あまりにも自由で快適で。なんならずっとこのままでいいかも、なんて不謹慎な事思ってしまった。ダメ人間。

いやね、最初は、「今朝はクシャミ出るな〜鼻ムズムズするな〜秋の花粉かな〜」って感じだったんですよ。
身体は元気だから出社して仕事する。

そしたら、夕方くらいになって喉がチクチクする。咳も出る。なんか関節痛い。ワクチン接種した後、痛くなった上腕の内側と同じ辺りが痛い。反対側の腕だけど。熱はなさげ。

無償にダルいので会社から早めに帰宅した。とはいえ、帰宅途中に寄らねばならぬ場所がある。チャリ漕いでる途中で急に思い出した。

と、いうのも、週末に自治会を計画していたのだが、お知らせの回覧板が途中で行方不明になって全世帯の半分にもお知らせできてないと分かり。
会場予約していた地域センターにキャンセル手続きをしに行かねばならないのだ。

令和の時代に回覧板て…自治会て…ネットでも電話でもキャンセルできひん会場て…

と、しんどい身体を引きずりながらチャリのペダルを漕いだもんだ。

無事に手続きは済んだけど、
「キャンセルの理由を書いて！」
「万が一の場合は電話するから番号書いて！」
と、やたらに細かい。めんどい。

まぁ、それでもちゃんといろいろやって手続き終了。
受付のじいさんはこれが仕事だと言われておまんま食べてるんやろしね。仕事取り上げられたらたまったもんじゃないしね。
だから文句なんて言わずに帰る。余計な事は言わない。てか、受付のじいさんに言ったってしゃーないし。

帰宅してからもマスクは付けたままにした。熱はない。ワクチンは4回打ってたけど、キッシー（岸田総理）だって接種後発症してたしさ。万が一があるしさ。

夜ご飯を作る。美味しく食べる。お風呂にも入る。熱はない。

けど、どーにもしんどい気がして早めに床につく。旦那さんが珍しく早く帰宅したから、後は任せたと布団に潜り込む。
階下から聞こえる家族の声が妙に耳障りだった。こんなん初めてじゃ。

翌日は休日だった。
体調変わらず。喉の痛みが誤魔化し効かない感じ。けど、熱はない。
旦那さんは仕事に行ってしまったので、子どもたちには家にあるインスタント食品を食べてもらったり、コンビニに買い物に行ったりしてもらった。雨だから嫌がってたけど。

夕方になり、いよいよ夜ご飯の準備しなあかんが…食材が足りない。熱はない。
「私が買い物行くしかないかー…」となってきたが、なんだか悪い予感がする。行ったらあかん気がする。

コロナちゃう…？

なんだか、いつもと違う気がする。コロナ禍になってから風邪なんてとんとひかなくなったけど、なんか違う気がする。

こうなったらしゃーない。取っておきの物を引っ張りだして、自ら鼻にグリグリ入れて調べる。
2月に小4ムスコ（当時は小3）がコロナになった時、東京都から家族分の抗原検査キットを貰っていた。2回申請したから全部で8セットあって、半分は使わずに残してあったのだ。

はい、ビンゴ！！

クッキリハッキリ陽性。
「あちゃ〜〜〜！！w」
「調べるんやなかったぁ〜〜ww！」
と、盛り上がる私とムスコ。
ナチュラルハイか。

人間はどーしょーもない時、笑うか泣くかの2択になるってゆうしな。

美大時代、オンボロ寮に住んでた時、近所のオンボロ寮仲間が台所でボヤ騒ぎ起こして
「ww燃えとるでぇ〜！おい！！www」
って火柱見ながらみんなで爆笑したってゆうしな。
あ、火はちゃんと消し止めて、黒コゲになった土壁を見て「ど〜する〜…？」となり。
さすが美大生。持っていた画材で壁をピンクに塗りたくり、ラブリーなウサギちゃんとか描きまくって誤魔化したそうな。
寮母には「勝手にこんな壁にしよって！！」って怒られたらしいが、火事がバレたら怒られるどころじゃなかったろうと胸をなでおろしたそうな。

もとい。

結果が出たら受け入れるしかない。
とりあえず旦那さんに連絡。仕事中だからLINEで済ます。ムスコは横で電話かけてたけど。
てか、さっきから中1ムスメもずっと側にいんだけど、「我、関せず」で、ずっとiPadでイラスト描いてる。天才か。

次は会社。作業中の仕事を明朝自宅に持ってきてもらうようお願いする。
そして、東京都に陽性者としての申請。

申請は専用機関へ行かなくても、ネットから自分でできるようになっていた。たくさんの項目にいろいろ打ち込んで、身分証明書と検査キットの画像を貼り付けたらOK。
画像が何度やっても弾かれるから困ったけど。形式変えなあかんのよね。

結局、早めに帰宅できた旦那さんにやってもらったけど、悔しかったから後でやり方教わったさ。
とはいえ、熱があって朦朧としてたらこんなんするのもしんどそう。まぁ、病院行って長時間待たされるよりマシか。感染広げちゃうリスクも減るしね。

さぁ、ここから私の隔離生活が始まる。
有症状者の私は、症状が出た日を０日として７日間隔離。症状が無くなっても7日間は絶対あかん。
ムスコの時は10日間だったから短くなってた。

濃厚接触者の家族は、私が発症した日を0日として、最短3日経って検査して陰性だったら解除。検査無しでも5日で解除。
こちらも以前の7日間に比べるとぐんと短い。緩くなってて助かる。

とはいえ、感染対策をしていることが前提だろう。どこにも書いてなかった気がするけど、ムスコの時に小児科先生に言われたのを覚えている。

我が家は、すぐに寝室をワンルームのようにした。仕事机もそこにあったので、旦那さんの寝具をリビングに移動して、座卓を持ってきて。TVもあったからまるで一人暮らし。
食事は運ばれてくるからニートかもしれんが、仕事してるからニートちゃうか。

さて、噂ではどうやらコロナの潜伏期間は3日とのこと。陽性者が発症した直後に感染力が高まるらしいから、3日間、家族の健康状態を観察する。
異常なし。めちゃ元気。咳払いすらない。

買い物は不要不急に当たらないらしく、濃厚接触者でも外に出れる。必要な買い物は旦那さんに任せる。
まぁ、イオンのネットスーパーもしたし、東京都の食料支援もいただきましたがね。
食料支援は、お菓子やご飯物や飲み物がたくさん入っていて助かった。普段、食料品の買い物をしない家族は、いざ何を買ったらいいか分からんかったようだし。

学校で発表会があるムスコだけ3日後に検査。陰性だったので、元気に登校。
旦那さんは少しでもいてもらった方が助かるので5日間隔離を選択。
ムスメは無駄に検査キット使いたくなかったので同じく5日間隔離。期末テスト終わってて良かった。

なんだかんだ、検査キットを持っておいたから便利で助かったのだけど、今はもう東京都の無料で貰えるサービスは終わってたみたい。残念。

申請に使えるキットも決まっているそうで、ネットで売られているのは「研究用」とかで申請には使えないらしい。
薬局で該当キットが売ってたら「ラッキー！」って思って買った方がいいのかもね。買い占めはあかんけど。一個¥2000くらいするし。

結局、発症時も隔離中も一度も熱が上がることなく、無事に治癒しました。熱が出たらもっとしんどかったろうな。軽く済んだのはワクチン効果？もうワケワカメ。

もし検査キットが手元に無くて、自分で調べられなかったらスルーしちゃったかも。病院行くほどじゃない気がしちゃってたし。

ムスコの時も家族の誰にも感染せず、今回も私だけ。なので必ずしも「家族が感染したら総倒れ」なんてことはない。
我が家の予防対策なんて、たぶんどこの家庭でもやってることでしょうし。特別な事なんて何もしてないです。

運だね、運。

以上、忘備録でした。