めちゃくちゃカッコいい談志

家元談志と弟子の談春の2人会での一幕。開始時間が始まってもなかなか始めようとしない談志を待っていた談春。そして不意に談志が「やる?」と一言。「実は待ってたんでございます」と談春。で、二人で舞台に出ていくんですが・・・

普通の人なら、振り返らないよ。時間遅れてるんだから、「悪い悪い」って言ってさっさと位置に行くのが普通でしょ。でも、談志は一味違う。

この師弟の二人会を袖から見学しようとしていたホープの真打がいた。談志は彼らに一声かけるために振り返ったのである!数歩歩いて気付いた感じではなくて、もうすぐ舞台に出るってところまで歩いたところで振り返るのがやばいなと。めちゃくちゃ気が回る人だなと思った。

で、かけた言葉も痺れる。「若い真打たち」っていうこの語呂合わせがすごい。で、その後の「勉強にも何にもならんから勘弁せえよ」。

このシーンを見た時にゾクッとしたし、談志の真骨頂を見た気がする。ここで振り返ることが出来るからこそ、談志は談志なんだなと思った。

カッコいいから、子ども達に見せたい!笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?