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猫のいる家で魚を飼う~水槽を囲えないなら自分を囲えばいいのよ~

 不思議なことに、我が家の水槽はハッと気づくと増えていることがあります。

 最初は、60cmの水槽台の上に、60cmの水槽が1つあるだけでした。水槽台の隣にほぼ同じ高さと同じ奥行き・同じ白のデスクが置いてあったのが運の尽き。ハッと気づくと、そのデスクに1つ、2つと水槽が置いてあったんです。不思議ですね。
 デスクは元々幅120cmあったのですが、アレコレ工作して20cm延長、合計140cm使えるようにしております。
 最初は水槽ゾーンが40cmだったのですが、気づくとそれが60cmになり、さらには水槽とPCスペースがハーフ・アンド・ハーフになっておりました。しかも先日さらに水槽が増えて、水槽ゾーン80cm、PC60cmといよいよPCが限界ギリギリまで追いやられてきました。まあ、以前は自宅でPC仕事をしていたのですが、今はもうしていないので問題はない

 と思っていました。

 水槽ゾーンの拡大期、我が家の世界一かわいい猫も「ここは透明の板があって手が出せない場所」と認識したらしくあまり手を出さなくなっていました(我が家ではデスク上の水槽ゾーンへの猫の侵入を、アクリルパーテーションを使って阻止しているのです)。そこで水槽正面のアクリルパネルは撤去して左右のアクリルパネルだけを残していたのですが、ある日、衝撃の光景を目にしてしまいました。

 世界一かわいい猫が、手前に見えるモニターの幅2cmの枠の上に乗って、アクリルパネルの上から向こうの水槽ゾーンを覗き込んでいたのです😱
 PCゾーンがどんどん狭くなって、モニターの幅とゾーンの幅がほぼ同じになった結果、世界一かわいくて賢い猫が「これ、上に乗れば魚に手が届くんじゃね?」と気づいてしまったというわけです。

 この問題は少々やっかいです。
 上から手を伸ばされるなら上を覆えばいいかというとそうではなく、特にこれからの時期、上を封鎖してしまうと熱気が籠もってしまって水温に影響を与える可能性があるのでそう簡単に囲むわけにはいきません。
 また、上を覆う=猫に足場を与えることになるわけで、上に乗られることは覚悟しなくてはなりません。つまり、猫に乗られてもびくともしないガッチリした覆いを設置するしかなく、またそれは60cmの水槽まで完全に覆ってしまわなくてはならなくって、そうなればもう閉鎖空間になってしまうではありませんか😂

 この機会にPCをノートに買い替える方法も考えないではありませんでしたが、只今のPCは2年前に結構奮発して購入した高スペックマシンなので手放すのはもったいない。大体新しいPCを買うくらいならベタを買いたい。

 前置きが非常に長くなりましたが、色々考えた挙げ句、私がとった対策が「PCゾーンを囲う」方法でした。
 要するに、水槽が囲えないのであれば、世界一かわいい猫が足場とする場所を囲んで足場をなくしてしまえばいいのです。

 PCゾーンを囲う上での条件は
①それほど頻度が高くないとはいえPCは使うので、囲いは簡単に外せなくてはならない。
②デスクは通常家人が通行する出入り口ギリギリまで使用しているので、囲いがデスクよりはみ出してはならない。
③通常生活で家人が目にする場所のため、あまり圧力の感じられる囲いは好ましくない。
 という3点。

 ちょうど「水槽ゾーンが40cmの頃の前面用アクリルパネル」と「水槽ゾーンが60cmの頃の前面用アクリルパネル」が手元にありまして、デスクの奥行きが40cm、PCゾーンが60cmという奇跡のサイズでございましたので、このアクリルパネル2枚を使用してPCゾーンを囲えば、②③の条件がクリアできることになります。じわじわと拡大して、その度にアクリル板を買い直した無駄遣いが、こんなところで功を奏するとは。
 あとは、これを①の「簡単に外したりつけたりできるように設置する」だけです。

 私が選んだ設置方法はこちら。

 ちょっと黄色の留め具の存在が主張激しいですが、これがこの囲いのキモになります。
 この黄色いものは「段ボールホルダー」なるもので、ダンボールに荷物を出し入れするときに蓋がじゃまにならないように挟み込んで留めておくものらしいです。夫によると会社ではよく使うものらしいので、ご存じの方も多いのでは。これは数年前に購入したものですが、今ならもう少し目立たないものもあるかもしれません。
 元々段ボールを挟んで作業が終了したら取り外すものですので、取り付け・取り外しは「挟むだけ」となっており、またコーナーに取り付けて2面をホールドするタイプですので、2つ両端につけることでバラバラの3枚板でコの字型にスペースを囲むことができるようになります。

 PCを使う際は、このホルダーごとアクリルを持ち上げれば簡単に外れますし、ホルダーを外してアクリル板だけを立てかけておくことができるので、外している間の置き場所に困らないのが気に入っています。
 私はたまたまたアクリルがあったのでアクリルを使用していますが、直立する程度の強度のあるものであれば、プラダンや普通のダンボールでも当然同じことができます。

 さすがの世界一可愛くて賢い猫も足がかりとする場所に侵入できなくなったため、これを設置してから水槽ゾーンに手を出されたことはありません。
 時々、向かい側にあるダイニングテーブルに座って魚をじっと眺めていることはありますが、いまのところ活路は見いだせていないようです。

 というわけで、なんとか世界一かわいい猫との陣取り合戦に勝利した形となりますが、相手は世界一可愛くて世界一賢い猫。また何か思いもよらない侵入経路を思いつくかもしれませんので、これからも気を抜かずに見守り続けたいと思います。

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