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0221|裏木曽日記|意図と現実化

あたたかかったり、寒かったり三寒四温のこの頃。

午前中、前日の作業のつづき。板と板の継ぎ目に今までは木材の破片で作ったボタン状のものを入れていた。継ぎ目の形が歪になり何かいい方法ないかなと。ふと、ほぼ毎日ワイン飲んでるからコルクも入れたらいいじゃん、とアイディアが出てきた。

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お昼はおまかせで麺類のことが多いけど今日はメキシカン。少し前に白馬に戻ったときに寄ったスーパーで思いついて、トルティーヤとサルサ、メキシコのライムを買って提案していたのだった。今、滞在しているおうち(現場)では冬の間もビニールハウスでサラダ用葉物とコリアンダー(パクチー)を育てている。コリアンダーは越冬したもの、この季節に珍しい!それならメキシカン作れるな、と閃いた。超常戦士ケルマデックさんの本の中でも、時空を変える方法の一つとして各国料理を作ってふるまうとよい、と読んだことがあってその実践。

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見出し写真は、午後の作業再開前に近所を散歩しに行った時にいっぱい咲いているのを見つけたイヌフグリ。写真撮っていたらすぐ横のお家の方が庭先に出ていて声をかけられた。いつも同じ道を散歩していても一度も人と出会ったことないのに。


夕方17時前になって現場監督・進さんから「カラオケ行くか、20時までやから急いで風呂入って支度して」えーなんとまぁ急やん。家でゆっくりしたいのに、ま、いっか。岐阜は愛知・中京圏のお膝元なので緊急事態宣言下。ゆえに飲食サービスのあるカラオケ店も20時閉店だ。

目当ての店までクルマでざっと40分はかかる。昼にたくさん食べたのでお腹はそんなに空いていないけど車中で夜ご飯はどうするか、の話になる。ケンタッキー持ちこみ案が出たのでオンライン注文をチェック。会員登録画面最後でなぜか入力できない&オンライン予約は明日の分から…とのことで注文できない。じゃあご飯どうする?カラオケも20時までだから一時間歌えるかどうかだよね。そもそも岐阜だと20時までだけどすぐお隣の長野なら夜遅くまでやってるんじゃない?長野のカラオケ店Jに電話。遅くまでやってるけど予約できないとのこと…

三人であれこれ言ってるうちに行き先は高速で少し行った長野県南部の中心都市、飯田になった。どこのカラオケ店、まずはどこでご飯食べるか…「何食べたい?ラーメンか回転寿司か」「寿司〜」「寿司〜?ラーメンがいい」「じゃあ、インター降りてすぐ目に入ったとこ」インター降りてすぐあった牛丼チェーン店に食指は動かず。街道沿いの大型回転寿司チェーン店に入ってみたら賑わっていて順番待ち。先ほど電話したカラオケ店Jの前を途中通ったら駐車場激混み!陽気がいい日曜日でみんなお出かけモード。

回転寿司で順番待ちの間、トイレに行って戻ってくると「店変えよう!調べたらアメリカン料理のお店が近くにあるみたい。電話したらお客さん全然いないって」

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街道から一本入ったところにあるその店はまさにアメリカのダイナー!店先には黄色のコルベット!店内には赤いベンチシート、こだわりのインテリア空間。注文したものを待つ間、店内にあった普段は全く見ない男性向けライフスタイル雑誌のインテリア特集号を手に取った。毎日内装作業をしているので内装やリノベーションに目がいく。ページを捲ると数日前に近所のリサイクルショップで見て気になったイサム・ノグチのコーヒーテーブルを使ったコーディネート写真。むむ、これは買うといいってことかな…。さらに今、作業している現場のコンセプト(フランスの古民家風)と通じる仕事をしている設計事務所・工務店の広告があり、施工例として岐阜のそう遠くないとこにある喫茶店が載っていた。近々行ってみたい。

少しして出てきた、手作りハンバーガー、エッグベネディクトやパフェを食べて大満足。進さんは食後にハワイのコナコーヒーを頼んだ。「やっぱりチェーンでなくて長く続いてる地元の店にはそれなりの理由があるよね」「アメリカンだけどハワイアンな感じもあるよね」「そういえば数日前に「行った別の喫茶店でもコナコーヒー飲んでなかった?」「あ〜!」「この店にはタコライスしかないけどメキシカンもある意味アメリカン料理の一部だしね」

思いがけず充実したディナータイムをエンジョイwした後、最初に予定していたカラオケ店の駐車場はいっぱいだったし別の南仏の地名がついているチェーンに行こうということになった。ここは空いていたので三者三様、それぞれの部屋に分かれて歌いたいだけ歌うことになった。店は深夜2時まで営業、結局24時過ぎまで3時間半歌いまくった。

「これも俺が設定したからや。わかるか?」「カラオケで喉のチャクラを開く?」「というよりは、楽しい夜を過ごす。行ったお店はどこも空いてたし当たりだった。かたやすぐそばには激混みの回転寿司、カラオケ屋」「パラレルワールドだね」

まだまだ現場監督・進さんのテリトリー下にあって、彼のつくる世界、起こる(起こす)出来事を見せてもらってると感じる。今日起こったこと「意図」や「現実化」「いつもと違うルート、店を開拓する」って、ちょうどその前の日にクラブハウスのトミーさんのルームで聞いていたキーワードそのもの。そう、まさに目の前の人が見せてくれて、そして自分も実践して、しばらくぶりに色々動きはじめている。

(いっつもまとまらず長い!)

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