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大丈夫、ちゃんと聞いている -言葉の外のコミュニケーション

対話において、交わされる言葉はもちろん重要ですが、それ以外の「言葉の外/非言語な部分」におけるコミュニケーションも同様に、あるいはそれ以上に重要です。

けれども日常的なコミュニケーションでは、ついつい言葉のやり取りに意識が集中しがちです。
そこで、あえて「非言語な部分」にも注意を向けながら対話を重ねてみると、新たな発見があるかもしれません。

相手の話をちゃんと聞きながら、同時に視線や仕草、間合い、表情にも意識を向けてみる。
時には、言葉で「Aである」と言っていても、非言語的な様子から「本音ではAではない」と感じることがあるかもしれません。
そのような違和感を感じたら、適切な言葉で「実際のところはAではないと思っている?」と問いかけてみるのもアリかと思います。そうすると、「ぶっちゃけ」や「ここだけの話」といった言葉とともに、本音が出てくることがあったりします。

この「ちゃんと聞いている」姿勢は、言葉と非言語のバランスを取りながら実践することが大事に思います。対話が進行している中で行うのは難しく、非言語的な面に注意し過ぎると対話自体がおろそかになってしまいます。なので「少しばかり意識する」くらいがよいでしょう。

この方法で「言葉になり切れない、言葉以前の思い」を察知することにより、コミュニケーションをより深く、豊かにできると思います。ただし、察知しすぎて不適切な発言はしないよう、その加減には注意が必要です。

「大丈夫、ちゃんと聞いている」という態度は、言葉だけでなく、「相手そのものを聞く」という、大きな構え、自身の姿勢だったりするなぁと思うのです。

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