峯岸みなみさんの卒コンは最高だった

5月22日にAKB48最後の1期生峯岸みなみさんの卒業コンサートが開催されました。
日本を代表するアイドルグループの歴史の大きな節目ということで無料配信ということもあって初めてAKBのコンサートを見ました。

AKBが全盛期だった頃私は高校生で、カラオケに行けば発売されたばかりの「ヘビーローテーション」を誰かしらが歌い大いに盛り上がっていたのを良く覚えています。AKBにはキャッチーな曲が多く神7はカッコ良かったので好きか嫌いかと聞かれれば好きではありましたが、アイドルファンになる勇気は元よりありませんでしたし、みんな同じように見えるなぁと思ってました。ぷっちょは6個ぐらい買いましたけどね笑
時は過ぎ2019年。最も新しい支店のSTU48にハマり、今度はファンとして48グループに帰ってきました。人生って分からないものです。
何年か前に朝ドラの主題歌を担当したのは分かりましたが、アイドルに疎かった私でも乃木坂や欅坂の方が勢いがあるのは知っていました。
柏木由紀さん、横山由依さん、そして最古参の峯岸みなみさんがまだ在籍していたことにビックリしつつもそれ以外のメンバーは分からずお勉強タイム。お陰で中堅以上のメンバーの顔と名前ぐらいは一致し、代表曲は大体分かるようになりました。全盛期が凄すぎただけで魅力的なメンバーはたくさんおり、単純に衰退したのではなく様々な要因が重なって徐々に時代に置き去りにされた印象を受けました。

そして少々遅れたものの峯岸さんも卒業することに。
往年のAKBを彩ったOGたちがたくさん参加することを見越して配信へ。
無料とは思えないほど豪華なコンサートでしたね。

峯岸チーム4再集結というあまりに贅沢な前座の後。
高橋みなみさんの最初の一声で時間が巻き戻りました。
メンバーもファンをも鼓舞し続けた彼女に続いて、次々とOGたちがバラバラになったパズルのピースを集めていくようにステージに登場。
いつ見ても美しい小嶋陽菜さん。
映像ながら変わらず伝説の主人公前田敦子さん。
妊娠中でもステージに駆け付けた板野友美さん。
出産後も抜群のスタイルで踊る篠田麻里子さん。
4まで数えるだけで元気を振り撒く大島優子さん。
古巣で得意のトークを回す指原莉乃さん。
(そして全てを見届けてきた峯岸みなみさん)
不思議な時間が流れていました。

そして終盤の「桜の花びらたち」では1期生OGたちが続々と登場。生きるエンドロールですね。
最も印象に残ったのがスピーチで「迎えに来ました」と峯岸さんを労った折井あゆみさん。初期のリーダー的存在でもあった彼女の口から最後の1期生への言葉は、原点回帰という形でAKB48という長い物語の大きな区切りに相応しいものでした。
AKB48のライバルとして結成された乃木坂46は数々のエモい演出を繰り返してきましたが、今回の大団円には流石に叶いませんね。年数以前に重みが違います。

峯岸さんたちの目論見通り、私たちは過去を思わせる演出を見たのではなく、僅かな時間過去に戻ることができました。それは確かな過去として私たちの中に存在したスーパーグループAKB48だからこそ成し得たことです。

ありがとうAKB48。
ありがとう峯岸みなみさん。

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