己を知る

敵を知り己を知れば百選危うからず

闘いでは
自分の力だけではなく
相手の力（情報）も知ることで
負けを心配することはない
という、古くから言われていること。

ま、そうでしょうね。

敵の状態を知らなければ
どう準備・対応してよいかもわかりませんからね。

ところで、
これは「己を知っている」ことが前提で
その上で、さらに敵のことも知れば良いということと解釈できますけど、
あなたは自分を知っていますか？
自分が何者かを語ることはできますか？

自分を語るとき
生年月日
出身地、出身校
職業・所属先
仕事内容
趣味
といったことを自己紹介するのが一般的でしょう。

それ（その情報）で戦えるのか？

ということです。

戦うという表現を変えるなら、
何を、どうやって果たそうとしているのか？
ということでしょう。

毎日の仕事や家庭のことに振り回されていると
「生きる本質」を見失ってしまいがちです。

生きる本質とは
生きる意味であり、人生の目的のことです。

もっと言えば「己を知る」ことかと。

◎何の（誰の）ために
◎どのようにして
◎どういう状態を創ろうとしているのか？

これ、明言できますか？

私の場合は
◎成長したい組織と個人の課題の解決のために
◎人間関係やチームの構築をサポートすることで
◎相手が掲げる目標達成まで共に進む
これを通して
私自身の存在意義を実現できる人生を送る
となります。

これが理念でありクレドでもありますから
私の生き方は、
その過程において「やる」か「やらない」かは
この理念に基づいて判断します。

理念に適っているのならば
たとえそれが利益を生まなくても、やる。

利益が見通せてる案件であっても
自分の理念に合っていなければ、やらない。

すごくシンプルでしょ。

この項目についてサポートする各個人や各組織の状態に落とし込んで
具体的な方法を考えるわけです。

ただですね、
仕事やプライベートに忙しくしていると
これを見失ってしまいそうになることもあります。

目先の
うまくいかないなぁ、という感情だけが湧き上がってしまって
改善のための行動計画も理念から外れてしまう。

だから、どこかで歪が出る。

忘れないようにするにはどうしたらよいかと言えば、
これは
定期的な内省の時間
をつくるしかないと思っています。

例えば
毎週〇曜日の寝る前には必ず内省する　とか
毎月〇日は内省の日と決める　とかです。

私は毎週金曜日の夜に内省すると決めていますが、
忙しくなると何度も実行しないこともあります。

そうしていると
状況が思わしくなくなる

これ、間違いないです。

あなたも
生きる本質と人生の目的を
内省タイムで確認してみませんか。