欽ちゃんの放送作家集団『パジャマ党』が将棋と麻雀ばかりしていた理由
欽ちゃんの番組の内容を考えるパジャマ党という放送作家集団がいたのはご存知ですか?
欽ちゃんはピンで仕事をするにあたって、放送局にいた大学生に声をかけて、放送作家にし、番組の会議に参加させていました。
そこから大御所放送作家や脚本家がたくさん輩出されたのですが、パジャマ党は最初欽ちゃんと同じ屋根の下で生活をしていました。
トキワ荘の放送作家バージョンみたいなものです。
といって、欽ちゃんは放送作家ではなく、放送作家を養成するためのノウハウもなかったので、今なら絶対にできないような無茶苦茶なことをしています。
しかし、欽ちゃんは具体的に何かを教えるということはしなくて、基本的に将棋と麻雀しか教えていませんでした。
なぜなんだ?ということなんですが、
作家は勝負に強くないと一人前にはなれない
という考えを欽ちゃんが持っていたからです。
そのために将棋や麻雀をやり続けて、勝負運をつけていきました。
最初、この意味がよく分からなかったんですが今考えてみると確かにそうだなと思うことがあります。
放送作家は芸能の世界で闘わなければいけません。仕事がこない人はいつまでたっても売れないですし、努力をしたからといってほとんど実らない事の方が多いです。
運はめちゃくちゃ大事な世界です。
どんな人と巡り合うか、どんな番組と出会えるかで全て決まってしまいます。
新番組のコンペも100本に1本ぐらいの確率でしか通りませんし、その番組がゴールデンタイムのレギュラーになれる確率はごくわずか。
つまり、勝負の連続で勝っていかないと生活ができないのです。
放送作家として勝負運や運の重要性を放送作家に説いた欽ちゃんは深いなーと思うのです。
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