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【票割り】支持政党から複数の候補者が出ていたら【維新】

こちらの記事は前提として、支持政党のことが大好きで、この政党が公認する候補者なら間違いない・とにかく議会に1人でも多く送り込みたいと考えている人のみ参考にしてください。
政党は応援しているが、この候補者には不安がある・この候補者が特別好きだ、といった場合は素直に入れたい候補者に入れるのが後悔ありません。
あなたの1票はあなたの意思で決めるものです。

今回の主旨としては、支持政党の公認候補全員を投票先候補としている場合に、票割りの参考になるよう書いています。

では本題。
ひとつの選挙において、支持政党(日本維新の会を想定しています)から公認候補6名が擁立されているとします。

A 男性・30歳
B 男性・40歳
C 男性・50歳
D 女性・30歳
E 女性・40歳
F 女性・50歳 

あなたがもし、候補者情報をビラやポスターやSNSくらいでしか知らないのであれば、Cの男性50歳に投票されるとよいでしょう。
この6名を“属性のみで比較”すると、票が最も集まりづらいのはCだからです。

ただし、以下の条件次第では属性に関係なく票の行方に影響します。

・票が計算できるアテ(JCや自治会など)があるか、ないか
・当選回数を重ねており絶対的な支持者を確保しているか、確保していないか
・新人の場合は公認発表が早かったか、遅かったか

属性だけを見れば男性50歳が不利であると書きましたが、男性で50歳ともなると、地域とのつながりが深いケースも多いんですよね。立候補の意思を固める過程ですでに担ぎ上げられている、なんてことも。
例えば少年野球の監督を長年していて、その地域では顔見知りだらけとか。
商店街組合の幹部とか。
会社を経営していたりとか。

一方、最も大変なのが、公認発表が遅くなった票のアテもない40歳以上の新人候補者。もう若さでは勝負できない年齢です。
これはもう党の看板しか頼るものがなく、他の同党候補者より何倍も動かないと票が別候補へ偏り、落選の危険が高まります。

特に維新は支持者からも無党派からも、新しい政党のイメージ・元気で明るいイメージを持たれていることでしょう。
そうなると年齢による有利・不利が他党に比べ効いてしまいます。

維新が30歳女性の票のアテのない新人候補と、50歳男性の票のアテのない新人候補の2人を擁立していたら、3:1くらい偏ってもおかしくないと想像できます。有権者の、政党のイメージに沿う候補者を選ぶという投票行動には抗えません。

だからこそ、票割りを意識した投票が必要なのです。

支持者でもなかなか各候補者の立候補の背景や票のアテがあるかないかまで見えませんので、「迷ったら新人のおっちゃん候補者へ」が無難かと思います。

現職の中で選ぶのならば、任期中に十分な数の後援会が作れていない感の出ている候補者(SNSを見ていると悲壮感が漂っていたりします)に票を集めるのが有効です。
「いやこの候補者は今まで何しててん」と言いたくなるような候補者もいますが、当選後に直接、がんばれよと声を掛けてあげましょう。

私は質に不安のある議員のことを、大変失礼ですが心の中で
“採決の1票要員”と呼んでいます。どれだけ議員としての資質が低くても、議会で議案・予算案などの採決の際は、自分が応援する政党の一員として賛成票/反対票を投じてくれるわけなので、いないよりはマシだと割り切りその議員へ投票することも党のためになると考えています。

ここまで、私が考える票割りのコツを書いてきました。
ちなみに今回の大阪市議選のように、定数の過半数以上を出すような綿密な票割りが必要な場合は党主導の力技が必要となります。
党主導でエリア分けをしている選挙もあり、公明党のようなシステマチックな票割りができない維新としては苦慮しているでしょう。

あなたの地域で日本維新の会の議員が1人でも増えることを願っています。

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