THE やんごとなき雑談/中村倫也

先日図書館へ行って、雑誌のコーナーを何気なく眺めていたところ、2冊ほどの表紙が中村倫也だった。
熱狂的なファンというわけではないが、好きな俳優さんである。
「凪のお暇」のゴンさんで認識した。

そういえば最近主演の映画がある?らしい?から宣伝かしらねー、と思いながらパラパラめくったら、どうやらエッセイ集を出していらっしゃるようだ。
その場でポチった。
普段は本を電子書籍で買うようにしているのだが、なんとなく紙の本にした。

届いて装丁を見た時には、「わー、中村倫也だー!」と思ったのだが、
読み終えたら「お、中村倫也じゃん!」となった。
親しみを感じさせてくれる文章だ。なかなかすんなり書けるものではなかろう、素敵だ。

結果とはいかに準備できたかだと思う。

役者として試行錯誤、もがき苦しみ、などなどしていらっしゃるから導き出せた言葉なのだろうなと感じ入った。
私も最近の仕事でそう思うことがあって、だから目に止まったフレーズであろう。

まぁ、そんなことはさておき、私は男性の一人称の表記揺れが大好物であるので、大変満足であった。
あとがきでは、僕、俺、自分、私、中村、と勢揃いである。
裏表紙のパンイチより好物であった。


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