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【利用者さん体験談】不安はあったけれど1年以上継続!

「フリーランス薬剤師は気になるけど、自分にも本当にできるのかな」
「実際に働いている人の声を知りたい!」

そんな薬剤師さんのリクエストにお答えして、SUPPONDの利用者さんにインタビューをお願いしました!

フリーランス薬剤師になった経緯や、やってみてよかったこと、大変なことなどをお話しいただいています。フリーランス薬剤師になるかどうか迷っている方は、ぜひ読んでみてください!

ドラッグストア勤務からフリーランス薬剤師へ

ーーまずは自己紹介をお願いできますでしょうか。

小池 雄太こいけ ゆうたと申します。ドラッグストアで約10年働いた後、2023年の1月からフリーランス薬剤師として開業しました。

ドラッグストアでの勤務時代は、店舗内の調剤薬局やOTCの接客部門、人事部のリクルーターなどのポジションを経験していました。

今はSUPPONDの菊地さんにお世話になりながら、福岡のいろいろな薬局で仕事をしています。

ーーありがとうございます。まずは、なぜ薬剤師を目指したのかを教えていただけますか?

シンプルに、理科が好きだったからです。化学も生物も物理も全部好きで、いろいろ調べていたら薬剤師という選択肢に当たりました。

ーー薬剤師は好きな科目を活かせる職種だったのですね。その中でもドラッグストアを選んだのはなぜですか?

僕はもともと人と話すことと、一つのことを極めるよりも幅広い知識を得ることのほうが好きでした。

ドラッグストアだと、OTCの知識やサプリメントの知識、調剤薬局の知識など幅広く働けるんじゃないかなと思って選びました。

ーーなるほど。最初は会社員として現場に出られたと思うのですが、そこからフリーランスになったきっかけは何かありましたか?

僕はもともと神奈川の出身なんですけど、会社の転勤で佐賀に住むことになって。神奈川にいたときは、いつか独立して自分の薬局を持ちたいと思っていたんです。

ただ、佐賀に住んでそのまま佐賀で結婚したので、神奈川に帰る機会が減るなあと思って。神奈川と佐賀の2拠点で生活できるようになったらいいなと考えたのがきっかけでしたね。

もともと独立したい気持ちもあったので、退職したタイミングで一度フリーランスとしてやってみようかなって。失敗したら転職しようと思っていました。

あと、僕は会社員時代に育休を半年くらいもらっていたんです。で、すごくよかった。でも、とくに男性の会社員って、育休とかあんまりとれないイメージがあるじゃないですか。

そうなったときに、育休をとっている間だけでもサポートとして入れる人がいれば、社員の方がお休みをとりやすくなるんじゃないかと思ったんです。自分がサポートの人材として入れたら嬉しいな、みたいな。

ーーご自身のライフスタイルの変化も踏まえて、神奈川で薬局を開くよりも、フリーランス薬剤師として2拠点生活をできるほうがよさそうだったのですね。

そうですね。今は神奈川に行ったときはフリーランス薬剤師に興味持っていただいた方と実際にお会いしてお話ししたり、Webコラムを書いたりと薬剤師以外の仕事もやっています。

ーー現場以外の仕事もいろいろとされているんですね!福岡で現場に入られているときは、どのようなスケジュールで働いていますか?

今は週5〜週6で働いていて、薬局の勤務やコラム記事の執筆、YouTubeの動画制作などをやっています。

薬局の仕事は、菊地さんからいただくものはもちろん、勤務先の薬局で「知り合いの薬局で困ってるところがあるから」みたいな感じで紹介されることもありますね。

で、今は水曜と土曜が固定の薬局、木曜と金曜は別の薬局で働いています。月曜と火曜は薬局があったりなかったり。でも大体両方とも入ってますね(笑)。

理想は週5に抑えて、週2くらいで休めたらいいかなって感じです。

「本当に仕事があるのか」の不安をSUPPONDで解消

ーー仕事と休みのバランスも、何が自分にとって心地いいかって違いますもんね。ちなみに、フリーランスになる前に不安だったことはありましたか?

不安だったことはこれしかないって感じなんですけど、ずばり「本当にやっていけるのか」ですね。仕事が本当に安定するのかなって思ってました。

あとは、フリーランス薬剤師って調べれば調べるほど情報がないんですよ。契約はどうするのか、とか、営業はどうするのか、とか。

調べてたら菊地さんのところにたどり着いて、ご相談させていただきました。

僕は会社員時代に菊地さんのところで相談させていただいて、「結構薬局の募集ありますよ」って教えてもらったんです。

それで、「よかったらスポットで来れませんか」ってお話をいただいて。会社員時代はほかの薬局では働けなかったんですけど、これだけお声がけいただけるなら、独立しても大丈夫なのではないかという気持ちになりました。

ーーお声がけがたくさんあると、独立してからも仕事に困らなそう!って思えますね。

そうなんです、あとは失業手当を利用している間に働けるのかどうかとかも、菊地さんと薬局さんで柔軟に対応してくださいました。

独立するまでは情報もないし周りにやっている人もいないしで、とにかく不安でいっぱいでしたが、菊地さんにたくさん助けていただきました。

ーー不安がたくさんありつつもフリーランスになったわけですが、働く前と後でイメージとのギャップみたいなのは何かありましたか?

さっきの不安の話と少し被りますが、「意外と働けるぞ」っていうのはあったかもしれないです。

あとは、フリーランスって必要なときだけ呼んでもらう感じだから、スポットで入るイメージがあったんですね。でも実際には1年以上呼んでいただいている薬局も数か所あって、嬉しいなって思います。

ーー1年以上呼んでくださっている薬局は、繁忙期になると呼ばれるみたいな感じですか?

いや、毎週固定の曜日で呼んでいただいていて、ときどき固定の曜日が変わったりする感じです。あとは会社内で店舗が増えて、新しい店舗に行ってくれないかみたいに呼ばれることもありますね。

ただ、毎月「来月は仕事あるかな」って不安にはなりますよね。フリーランスがいらなくなるってことは会社内で人手が足りてるってことだから、いいことではあるんです。

でも、空いた穴をどう埋めようみたいな気持ちにはなるかもしれないです(笑)。ただ、2か所か3か所くらい薬局があって、固定で週に1日でも働いていれば、生活できなくはないと思います。

働くことに対する感謝が生まれた

ーー実際に小池さんも、1年間フリーランスとして続けられているわけですもんね。ちなみに、会社員とフリーランスで、何か薬剤師として求められるものだったり、現場での違いみたいなものはありますか?

いいことと悪いことの両方があって。いいことは、働くほうも薬局さんも、感謝の気持ちがあることです。

「今日も呼んでいただいてありがとうございます」「今日も来ていただいてありがとうございます」みたいな。

会社員のときは、あいさつはするけど「働いてくれてありがとう」っていうのはなかったなと思いますね。だから同じ仕事でも、楽しさや感謝があります。

悪いことというか不安要素のほうは、休むのが気まずいってことですね。体調不良とかって仕方のないことだとは思うんですけど、会社員だと休むことも契約の範囲内というか。

もちろんフリーランスでも報告すれば休ませてもらえますが、いつも以上に申し訳ない気持ちにはなりますね。

ーー仕事に対して感謝が生まれる感覚、すごくわかります。一方で休むのが申し訳なくなる気持ちもわかるなあ。

現場での違いやライフスタイルの変化を通して、小池さんが「フリーランスになってよかった」と感じるのはどんなことですか?

気持ち的にはすごく楽になったと思います。さっき話した通り、感謝の気持ちで働けるので。あとは仕事面だと、求められているポジションに集中できるっていうのがあります。

正社員だったときって、店舗をうまく回すことも考えながら、自分の仕事もやってるみたいに、すごく考えることが多かったので。

今は調剤なら調剤、服薬指導なら服薬指導で、自分の仕事に全力で集中できている感覚があります。

ーー初めて入る店舗とかだと内部事情がわかっていないからこそ、与えられた仕事に全力で取り組むことになりますもんね。

そうなんですよね。あとはフリーランス全体っていう意味だと、お金のことをすごく考えるようになりました。

フリーランスになると確定申告をする必要があって、そのときって総収入から経費を引いたお金に税金がかかるんですよね。

だから、「これも経費として使えるのか」みたいなことを考えるようになりましたね。正社員のときは、いろいろ引かれて残った分を使っていたので、あまり税金とか経費の感覚はなかったなと感じます。

仕事のためにお金を使うって感覚が身についてくると、現場にプレイヤーとして入っている社長さんとかともお金の話ができるようになります。

話が通じる人がいると面白いって自分も思うし、先方からもそう思ってもらえてるかもしれないなって思うんですよね。「これって経費に使えるんですかね」とか、社長さんに普通に聞けたりして(笑)。

ーーたしかにお金に対する感覚は、会社員とフリーランスで大きく変わった一面かもしれないですね!逆にフリーランスになって大変だと感じることはありますか?

そうですね......収入が安定しない中で安定をとろうとした結果、楽しく働いてはいるものの、週6とかで働きすぎているところですかね(笑)。

私の場合は神奈川と佐賀の2拠点生活や、家族のためを考えて始めたのに、我に帰ると「あれ、仕事しかしてない」みたいな。

安定しないゆえに、頼まれたら全部引き受けてしまうみたいなのは大変かもしれないです。

ーーめちゃくちゃわかります!仕事がなくなるのが怖いから、頼まれると全部やっちゃいますよね。

怖いだけだったらまだしも、「え、僕でいいんですか!」みたいな嬉しい気持ちまであるもんだから、つい受けちゃうんですよね(笑)。

ーー共感しかないです(笑)。仕事とプライベートのバランスをとるって、フリーランスの永遠の課題ですよね。

では最後に、フリーランス薬剤師になるかどうか迷っている薬剤師の方に向けて、一言メッセージをお願いします。

迷うくらいならやってみてほしいと思いますね。

菊地さんのSUPPONDみたいにマッチングサービスを利用させてもらうと、0から自分で営業するよりは絶対に安定して働けて、結果的になんとかなるっていう確認ができると思うんです。

もし「自分には合わないな」って感じても、そこからまた転職すればいいと思いますし。「安定」の優先順位がそんなに高くない人だったら、やってみていいんじゃないかなって思います。

あとはある程度薬剤師として現場で経験を積んで、それなりに自信がある人には勧めたいですね。僕は多分、20代のころだったらこんな働き方はできなかったと思います。

正社員として経験を積んで、ある程度いろんなところにスポットで入ってもやれるなって思えたからやり始めたのもあるので。

今の会社に不満がある人は、一度フリーランスになってみると、「どれだけ会社に守ってもらっていたか」っていうのも実感できたりするんですよね。

だからまた会社員に戻るってなったとしても、全然違う心持ちで働けると思います。「とにかく一度やってみて、ダメなら転職すればいい」っていうのが、迷っている人に向けて伝えたいことかもしれないですね。

ーー迷うならチャレンジ!ですね。小池さん、今日はありがとうございました!

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