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「できない」の壁に向き合ったとき ──2019年1月

2018年1月末に退職してから、一年が経ちました。

新宿で乗り換える自分の歩みがどうにも心許なく、休み時間にはずっとイヤホンで耳を塞ぎたかった日もあって。アルバイトさんの就職活動や大学の話を聞いて、たくさん笑った日もあって。

そんな毎日にぱっきり終わりを告げてからの一年間、意識したわけでもなんでもないのだけれど、前職の店舗で関わっていた誰にも再会していない。

会社員だった頃が辛かった、フリーランスは最高、なんて思うことはなく、ただただ、いつも同じ服装で出勤していた頃が遠い昔のようで感慨深い。そしてこの一年、本当にたくさんの方に生かされてきたんだなと実感しています。

フリーランスになりたかったわけじゃないし、仕事もあまり決まっていない状況で退職したし、今もすごくお金に余裕があるわけでもないけれど。

会社と東京の仕組みから外れたことで、前よりも少しだけ、私を生かしてくれているひとたちの顔が見えるようになったのかもしれないと思うことも。

あらためて「できていない自分」を認識することがすごく多かった1月は、会社を辞めて一年のタイミングで「慢心するべからず」と叩き込んでもらったような一ヶ月でした。

学びを怠らず、「なぜやるのか」と大切にしたいひとたちを見失わずに、ちゃんと前進していこう。ね。

ということで、やっとこさ1月のふりかえりです〜〜

1月のお仕事

ウェディングパークさん企画『結婚あした研究所』で恋愛研究者のANNAさんを取材し、執筆しました。

10代の頃から持ち前の探究心と向上心で「恋愛」を研究してきたANNAさん。著作の内容もANNAさんの人生とともに、「彼に振り向いてもらう方法」のような具体的なノウハウから、「恋愛」「結婚」の後ろに隠れるその人の本質的な問題や蓋をしている課題の解決に変化していって興味深かった〜

幸せっていう未知の状態よりも、よく知っている苦しみの方が安心だという部分もあったりして、同じことを繰り返してしまいがち。

『恋愛迷子に贈るしあわせのコンパス』より

これとか刺さりました。この取材がなければ、私が恋愛ノウハウ本を読むこともなかったかもしれない。

ツイートにも書いた「愛エゴ問題」は中高時代の聖書の学びも経てずっと考えていることだったので、ANNAさんが潔く「エゴのない愛は不可能、エゴでいいんです」と言い切ってくださったことが忘れられない。

取材終わりに「哲学的な話をできて楽しかった」とANNAさんが言ってくださってうれしかったな。

ウェディングパークさん企画『結婚あした研究所』で声優の江口拓也さんを取材し、執筆。撮影はいつも信頼してお願いしている土田さん。ファンの方々歓喜の写真を仕上げてくださってさすがでした。

取材前に「夢をみているうちは叶わないんだと思います」という言葉と出会い、この「覚悟」の決まり方がすごく気になったので、なんでそこまで覚悟を引き受けられるんだろう、と疑問を持ちながら取材にうかがいました。

ファンの方がたくさんいらっしゃる江口さんだからこそ、普段見えている江口さんの明るさとは違う一面をお届けできたらいいなとも思っていたので、ツイッター上でファンの方々からたくさんの反響をいただけて私までうれしいです。

こう言ってくださる江口さんのお人柄に、すべてが集約されているような気がします。また忘れられない記事が一つ増えました。


ウェディングパークさん企画『結婚あした研究所』でカメラマンの小島靖雄さんを取材し、執筆しました。撮影は土田さん

ご自分の結婚式をきっかけに出会ったカメラマンさんのウェディング写真が運命の分かれ道になって、27歳未経験でデザイナーからカメラマンへのキャリアチェンジを決断された小島さん。

時に「自分らしさ」と「お客さまからの依頼」の間での葛藤もありながら(首を縦に振る)、それでも「なぜカメラマンになったのか」、大切なものをぶらさずに突き進んでいらっしゃる姿勢が印象的でした。


CAREER HACK』で「食べチョク」を立ち上げた秋元里奈さんの記事を執筆しました。以前から読んでいた『CAREER HACK』での初執筆、編集はいつもお世話になっている野村さんです。

何よりも野村さんが取材にも記事にもすごく丁寧にフィードバックをくださって、日々学ぶことばかり。「ここできていないな」「もっとこうできるようになりたい」と気づける機会ってものすごく貴重なので、一つひとつ自分のものにしていきます。いこう。


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1月は東京に行き、今住んでいる長浜市で開催されたリノベーションスクール「まちづくりキャンプ」に参加し(大きなできごと)、東京に行き、花巻・遠野に行き、ほぼ日の塾の初課題提出もあり、物理的な移動だけでなく新しいはじまりが盛りだくさんの一ヶ月でした。

すでにスタートしている2月は、その「はじまり」をどう加速させていくか、たくさんある学びをいかに自分のものにしていくかが問われている気がします。

滋賀での毎日はどんどん楽しくなっているし、滋賀でも東京でも困ったときに頼れる人はたくさんいるので、あとは自分のジャッジを信じて突き進んでいこう〜〜〜〜がんばります。

2月もなにとぞ。よろしくお願いします。

言葉をつむぐための時間をよいものにするために、もしくはすきなひとたちを応援するために使わせていただこうと思います!