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プロローグ

こんにちは、菊の司のボンです。

2月から菊の司の企業アカウントを個人アカウントのごとく運用しています。ねらいは色々ありますが、説明するのも野暮なので「なんかやってんな」ぐらいの生温かい目で見守っていただければ幸いです…。

そして今回、なんと会社公式でnoteを立ち上げました。題して、
「ぼんの飲みだおれ日記」
です。

「なんかやってんな」の1つに「他社様の酒を飲んで紹介する」という、日本酒業界史上前例のない(?)、わけのわからないことをやっているわけですが、これについては意図をしっかり説明させていただきます。


①とにかくおいしい酒を知って!!

この仕事をしていると「日本酒はビジネスライク」という同業者の人と遭遇します。まあそれはそれで良いと思うんですが、僕は違います。めっちゃ日本酒が好きです。日本酒すこ。

日頃から自社他社問わず色々な銘柄を飲みまくっています。他の飲料にアルコール許容量を奪われるのが嫌なので、ビール・ワイン・焼酎等々は一切飲まず日本酒ばかりの生活です。(※それはそれで視野が狭まる原因になるのでいずれ他アルコール飲料も解禁する予定)

そんな生活を送っていると、シンプルに「この酒の味を知らないやつめっちゃ可哀想やん」という気持ちが芽生えてきました。自社の酒ばかりアピールするのが日本酒の普及につながるわけではない。蔵元という立場だからこそ、他の御蔵さんの良いものはどんどん露出させていかなければならないのでは?だからこそ発信しています。まあただ酒飲んで寝るだけの自堕落人間なんですがね…。

②セルフブランディング

え、それ言っちゃうの?という小見出しですが…。単純明快、「こいつに飲みたい酒を聞いたら的確に答えてくれる」と思っていただけるような人間になりたいと思っています。

だからこそ自社の酒ばかりではなく、他社の酒を正当に評価して発信する姿勢を見てほしいなと。それをなぜか個人アカウントではなく企業アカウントでやっていることは突っ込まないでもらいたい。

しかもそれはいずれ自社商品にも還元されていくと思います。自分たちの軸というのは持ちつつも、「良いな」と思ったことはどんどん落とし込んでいく。視野が広まる意味もありますが、いろんな酒をたくさん飲むというのはそういったメリットがあると思っています。


…以上のことからTwitterでああいった情報発信をしております。その強化版として当noteを位置付けました。

Twitterですと文字数制限もあるので書ける内容が限られる。すると伝えたいことを書ききれない、あるいは意図していない文意で相手に伝わってしまうというリスクが伴います。他社様の大事な商品を題材にさせていただくうえで、そういった中途半端によって生じるリスクは排除しなければならないと思うので、こういった企画に至っています。

以下内容についてです。

[紹介する酒]

これについては自社他社問わず、その時に飲みたかった酒を紹介します。正直嗜好品なので「うーん…これはちょっと合わないなあ」と感じた酒は一切掲載しません。僕がうまいと思った酒ばかり載ることとなります。

[具体的な中身]

「温度」については詳しく書こうと思います。
個人的に日本酒最大の特徴は温度帯の広さにあると思っていて、特に燗酒文化は日本で1000年以上の歳月をかけて発展を遂げてきました。ホットワイン、ホットビールなどもありますがあちらはあくまでもカクテル。酒そのものを何も添加せずに温めて飲む文化は東アジア特有であり、日本人は日本酒・焼酎をおいしく飲みたいという飽くなき探求心から、温める行為を極めてきたのです。冷蔵設備が整うとフレッシュな味わいを楽しめる冷酒も発展し、日本酒は「温度」という要素だけでいまだかつてない多様性を見せています。
そういった中で飲んだ酒の一番おいしかった温度は、明確に示すべきではないかと考えます。自分は燗酒が大好きで夏場も関係なく年がら年中愛飲していますので、もちろんその旨さというのはお伝えしたいなと思います。ただし。燗つける必要のない酒を燗つけてドヤ顔するのは別に好きではありません。ここ大事。
なので冷酒でおいしいものと燗酒でおいしいものを、回りくどくない形でお伝えすることを重要視します。

[閑話休題的なやつ]

酒のことだけ書くのも良いですが、様々話題になっていることについては何の気なしに首を突っ込んで書く予定です。


てな感じでこれからボチボチやってきます。面白いなと思ったら何らかのリアクションをいただけると励みになりますので、何卒よろしくお願いいたします。

新型コロナの世界的流行で酒類業界に寒風吹き付ける中、このnoteを立ち上げるに至りました。大層なテーマを掲げるわけではありませんが、酒の面白さ・奥深さを1人でも多くの方にnoteを通して伝えていければ良いなと思っています。暗い時に暗くなることをするよりは、暗い時こそ明るくなるようなことをした方が良くないですか?

ぜひお見知り置きを、では。

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