見出し画像

気功と意識|気功的なものの見方、意識の持ち方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
気功教室の帰り道でのことです。

盛鶴延先生と
教室のメンバー数人と
一緒に
駅までの道を歩いていました。

盛鶴延先生の
気功教室は
毎週木曜日の19-21時に
東京の自由が丘教室で
行われます。

終了時間が21時と遅いため
その日も
後片付けなどをして
教室を出た時は
21時30分を過ぎていたと思います。

月がとても明るい日でした。
雲一つなく
足元の影もくっきりと見えます。

何となく
みんなで並んで
ゆっくりと歩いていたのですが、

盛鶴延先生が、ふと
こうおっしゃったのです。

影は踏まないでね。

えっ?

咄嗟に足元を見たのですが、

良かった!
他の誰の影も踏んでいません。

そしてその時、
子供の頃、
誰かに言われた言葉を
思い出しました。

「影を踏んではだめだよ。
 とても失礼なことだよ」

理由はわからなかったのですが
そういうものだろうなと
そのまま素直に受け取り
何となく
影は踏んではいけないものと
思っていました。

ーーー
その割には
影踏み遊びは
よくしていたのですが!
ーーー

なので、
盛鶴延先生に

影は踏まないでね。

と言われた時も

そうか。
中国でも
影を踏むことは
失礼なことなんだ
と思ったのです。

しかし、
少し違ったのです。

盛鶴延先生は
続けてこうおっしゃったのです。

中国では
影に鍼を打って
治療することがあるんだよ。

そして
私の影の、ある箇所

多分、そこは
私が鍼を打ったら
よいツボだと思うのですが

を指されたのです。

今回は
気功的なものの見方、
意識の持ち方について
お伝えします。

***

友人の気功仲間が
よく私に

「気功は
 How to ではないからね」

と言ってくれていました。

気功の本を編集する際、
どうしても
気功の動作、やり方を
説明する必要があります。

それを
わかりやすく説明しようと
すればするほど、
How to 本ぽくなっていきます。

それが
全て悪いとは思いませんが、
確かにそれだけでは
形を真似ただけでは
効果はない。

だからこそ
How toではなく
本当に大切なもの、
ものの見方、意識、

それが
奥義なのだろうと思いますが

しっかり伝えていかなくては
いけないのだろうと思います。

そして、
そういうものは
やはり教えてもらわないと
気付けないものではないか
と思うのです。

例えば先程の

影に鍼を打つ

なんてことは、

それが
本当に効果があるかどうか
の議論は横におくとしても
絶対に
自分では発想すらできません。

盛鶴延先生は
こうおっしゃいます。

私が持っている知識は
私だけのものではなく

私の先生、
その先生、
そのまた先生から
受け継がれたものです。

なので、
私がここで
1分間で教えていることを

皆さんが
自分の力だけで得ようとすると
10年以上はかかるかもしれません。


***

他にも
気功治療の時の
意識の持ち方で
このようなものがあります。

治療する
相手の身体を意識で小さくする。

です。

仮に患者さんが
180cmの人でも
200kgの人でも、
意識で小さくするそうです。

意識で
赤ちゃんのような
大きさにするそうです。

相手が
赤ちゃんだと楽だね〜。

ある日の気功教室で
盛鶴延先生は
そう朗らかに言いながら

さも目の前に
赤ちゃんが寝ていて
その赤ちゃんを
気功治療されているような
仕草をされました。

その様子を見ながら

「本当に
 こういう意識の持ち方は
 教えていただかないと
 一生気づかないな。

 でも一度知ったら
 一生忘れないな」

と思いました。

そして、
「とて大きな人だな」
と圧倒されながら治療するのと

「赤ちゃんだな」
と思いながら治療するのでは

全く違う道を
歩んでいくことになるのだろうな
と思ったのです。

***

気功は
易しい動作をして

気功の特別な呼吸をして

そこに
意識を加えることで
高い効果が出ます。

そして盛鶴延先生は
こうおっしゃいます。

気功は
動作、
呼吸、
意識が大切ですが、
最後は意識です。

気功の修行で
一番大切なことは
意識です。

気功の意識は
それこそ
一生をかけても
どこまで理解できるかどうか
わからないぐらい
奥深く、
大きなものだと思いますが、

だからこそ
学んでいきたいなと
思っています。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?